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うつ病のどん底で苦しむ人々にとっては、トンネルの先に光を見ることが不可能に思えることも。でも、この研究によって、トンネルを通り抜け、すべてを変えることが可能になるかもしれない。その内容をオーストラリア版ウィメンズヘルスからご紹介。

イランの研究チームが、うつ病を抱える女性と食生活との間につながりがあることを発見したんだそう。

研究の対象となったのは、異なるヘルスケアセンターに通う20~49歳の女性計360名。研究チームは、過去24時間以内の食事内容とアンケート結果をもとに、彼女たちを通常のムード、軽度のうつ病、重度のうつ病という3つのグループに分類した。

食習慣に基づいて、それぞれの参加者には食事多様性スコアが与えられた。すると、このスコアが1点上がると、重度のうつ病のリスクが38パーセント低下することが分かったんだとか。

つまり、食べ物のバラエティが豊富であればあるほど、症状が軽くなるということ。

今後が期待できる研究結果ではあるが、研究チームは、この分野における更なるリサーチが必要であることを指摘している。今回の研究では長期的な食生活が考慮されておらず、食事のバラエティー不足が本当にうつ病の原因なのか、あるいは単なる偶然だったのかが断定できないからだ。

それでも、ヘルシーな心と体を維持するには、バランスの取れた食事が大切であることに変わりはない。やっぱりヒポクラテスの言葉通り、 “汝の食事を薬とし、汝の薬は食事とせよ” 。

※この記事は、オーストラリア版ウィメンズヘルスから翻訳されました。

Text: Lucy Bode Translation: Ai Igamoto Photo:Getty Images