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太陽は最愛のパートナー? それとも、肌やキレイへのダメージが気になる? 確かに過剰なUVは無防備に浴びれば影響大。しかしその一方で、私たちへの恩恵もたくさん。そこでWomen’s Healthはまったく新しい太陽とのつき合い方を宣言! いたずらに太陽を怖がらず、正しく、楽しく寄り添うことでもっともっとキレイも、未来も輝き出す……。今回はゴルフやアウトドアが趣味の美のプロ、門司紀子さんが登場。太陽とつき合いながらのケアのコツを大公開!

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ゴルフは春夏ともなれば週に2~3回、ときには旅行もゴルフをするために国内外へ。マスコミ業界でもゴルフ好きで知られる美容エディターの門司紀子さん。その一方で高レベルの肌を常にキープしている、そのワケは?

「ゴルフに行く頻度が高いこともありますが、普段は仕事でほぼ車移動。夏は特に車内での日焼けも気になります」というから驚き。けれど日焼けに対する考え方はいたってヘルシー! 「日差しを浴びるのは気持ちよくて大好きなんです。けれど、そのあとのシミやくすみ、肌の色ムラなどのダメージが気になるので、できるだけ日焼け止めをこまめに塗っています。UVを浴びた日はビタミンCを積極的に摂る、代謝を上げて肌ダメージの排除を心かげるなどもしています」

そこは美のプロ。インナーケアや生活習慣を通じてのケアも万全。「ビタミンCのサプリを摂ったり、自炊する際にはビタミン類やβカロテンなど、抗酸化力の高いものを積極的に摂るようにしています。また日焼けが気になるシーズンは、UV対策のサプリメントも」。さらに、活発化してしまったシミのもと=メラニンの排出を高めたいので運動をしたり、入浴するときはしっかり湯船に浸かったりなど、できる限り代謝を上げているそう。

「日差しを浴びた日は、肌を冷やして鎮静させるほか、美白有効成分がふんだんに入ったマスク、美容液などを取り入れるなど、スキンケアでのアフターケアもしっかりと行っています。日焼け後は乾燥しやすくなるので、濃密クリームなどでパックするように保湿してから寝ています」

多忙な毎日だから。天気や肌状態に合わせて賢く、こまめにケア

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日々、街中を忙しく愛車で走り抜けている門司さん。「移動は車がメインなので、日焼けはやはり気になりますね。そのため普段は季節や天気、その日の肌状態に併せてSPF値を考えながら日焼け止めとファンデーションをセレクトし、日中は適宜塗り足しています」

ボディとヘアへの対策もしっかり。「身体にはSPF30程度の日焼け止め。ヘアには日焼け止め効果のあるオイルなどを、パサつきや日焼けの気になる毛先中心になじませています。また『朝シャンすると、頭皮の保護膜的な皮脂が取れてしまい日焼けしやすくなる』とヘアの専門家の方に伺ってからは、UVの強い春夏は朝シャンするのはなるべく避けるようにしています」

さすが美容エディター、取材した知恵やTipsが光ります。

うっかり焼けの多いヴァカンスでも完璧! 門司流「日焼け対策の極意」

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南国や日差しの強いデスティネーションに滞在することも多い門司さん。ヴァカンス中のサンケアは「顔はSPF50+、PA++++の最高値の日焼け止めを塗り、その上からUVカット効果のあるファンデーションとパウダーで必ず押さえ、よりフィット感&持ちをよくするようにしています」と語る。

「身体にもSPF50+、PA++++の日焼け止めを使い、スプレータイプなども併用してこまめにつけ足しています。ヘアにはスプレータイプの日焼け止めをチョイスし、毛先と頭皮をUVからプロテクト。日差しが強いときは帽子もマストですね」

ヴァカンス先やスポーツシーンなど、特に日焼けが気になるTPOのときは、何度も重ね塗り。

「SPF値が高いから大丈夫、という油断が一番危険だと思います。また、重ね塗りする際は一度塗ってから数分置き、ピタッとフィットしてから塗るのがコツです。塗り立てで重ねると、せっかくのUVケアの膜にムラができて重ねづけする意味がなくなってしまいます。日焼けしやすい鼻筋や頬骨の上など高い部分には、さらに重ね塗りしています」

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それでもリゾートでは気がついたら赤くなっていた、焼けてしまった、という人もたくさん。門司さんは「量が少ないと、日焼け止め効果が半減してしまうので、適量をしっかりと使うこと!」とアドバイス。「シミがある部分は焼けやすく、焼けるとより濃くなるので、UVカットと美白効果のあるコンシーラーなども使ってしっかりとカバーします。

私はツヤ肌が好きなのですが、長時間太陽の光を浴びる日やUVが強いところに行く際は、仕上げのパウダーをしっかりつけています。また、ファンデーションをきちんと肌に密着させておいたほうがくずれにくく、日焼け止め効果も持続しやすくなります。

また、生え際、顔と首の境目、耳や耳の後ろなど、つい塗り忘れてしまう部分はうっかり焼けしがちなので、忘れずに丁寧に塗っています。

日焼けしやすく黒くなりやすい私の場合、ボディはちょっと日焼けしていた方が引き締まって見えると思うで、実はボディに関してだけは日焼け派。ですが、やはりしっかり日焼け止めを塗っていた方がムラなくキレイに、しかも徐々に焼けるし、日焼けによる乾燥ダメージも防げている気がします」

日焼け止め迷子へのアドバイス。「心地よく使えるか」と「+αの機能」

日焼け止めがたくさあって選べない、SPF値が似たものだと製品の個性がわからない……という声も。門司さんは「いろいろな機能を搭載した日焼け止めが出ていますが、デイリーに使うならまずは“心地よく使えるか”で選ぶのがいいと思います。膜感がある、重い、などテクスチャーが悪くて使うのがおっくうになるのは本末転倒なので……」とアドバイス。

さらにフェイス用の日焼け止め選びにも、門司さんならではの、こんなおすすめが。

「+αの効果で選ぶのがいいと思います。美肌に見せてくれるトーンアップ系、ツヤ肌仕上げのもの、とにかく高保湿、アンチエイジング系、ビタミンC入り、汗や皮脂に強いもの、毛穴ぼかし効果など、機能をもった日焼け止めが今はたくさんあります。

さらにフェイス用の場合は、日焼け止め+化粧下地効果も兼ね備えたものが便利だと思います。化粧のりのよさ、ファンデーションとの相性も選ぶ際の大きなポイントです。

ファンデーションを重ねるとポロポロするものもあるので、相性は必ずチェック。選ぶのが難しい場合は、愛用しているファンデと同じブランドのもので揃えるのもひとつの手だと思います」

美容エディターのキレイのTipsは、取材と実践に裏打ちされた確かなものばかり。これを参考に、今年は太陽を目いっぱい楽しみつつ、キレイな美肌をキープ!!

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門司紀子(もんじ・のりこ)さん

美容エディター。『Oggi』『美的』(共に小学館)などで美容ページのディレクション、編集を手掛ける。わかりやすくセンスのよい誌面にファンが多数。スポーツ&旅好きのほか、料理や手芸上手という顔も持ち、『美的.com』ではレシピ開発から行う「美容エディター・門司紀子のToday’s SALAD」を連載中。また、撮影現場へのケータリングもするマルチなエディター。Instagram @norikomonji

Photo:Masato Moriyama(model) Hair&Make-up: Yuki Ishizawa  Model:Taylor Suzuki