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ついやりがちなこんな習慣は身体に悪いので注意して!

年を取ることは誰にも避けられないこと。でも、そのスピードは自分でコントロールできる。では、もし老けて見えたくないのなら、毎日なにげなくやっているこの6つのクセをすぐにやめて。このクセが実際の年齢よりも老けて見える犯人かもしれない。

1.睡眠が足りていない

睡眠は気持ちをおだやかにするだけでなく、若く見せることにもつながる。

肌の細胞は、睡眠と似たような周期で働いている。つまり、朝起きて夜に眠くなるといったリズムと同じように動いている、とマウントシナイ病院の皮膚科医で、臨床研究も行うジョシュア・ゼイヒナー医師は説明する。

では寝ている間になにが起きているの? 夜は太陽や汚れなどの日中受けたダメージや肌荒れから回復しているという。そのため睡眠が足りないと、この回復のプロセスが乱されてしまい、肌が次の日のための準備をできなくなってしまう、とゼイヒナー医師は話す。これが肌にストレスを与えてしまい、肌の修復できなくなる。その結果、健康な細胞が少なくなり早期老化につながってしまう。

最低でも一日8時間の睡眠は確保したほうがよいとゼイヒナー医師はアドバイスする。そして、睡眠中は乾燥してしまうことが多いのでベッドに入る前に全身に保湿剤を塗るのをすすめている。乾燥したり、炎症したりしていると肌は正常に機能することができなり、寝ている間に修復できなくなってしまう。

2.野菜やフルーツの摂取量が少ない

いくつかの調査では、フルーツや野菜たっぷりのバランスの取れた食事をすることで、肌が老化するのを防いでくれることを示している。しかし、BBC Good Foodの国民調査によるとイギリス人の65%以上が野菜やフルーツの摂取量が少なく、推奨量に足りていないそう。

米国の皮膚科医学会によると、野菜やフルーツは抗酸化成分やビタミンが豊富でフリーラジカルからのダメージを守り、肌を健康にたもってくれるそう。

また、ビタミンEは特に肌を紫外線から守るために有効で、色素沈着を予防したり、炎症を抑えたりもすると『ISRN Dermatology』に発表された研究も示している。

『Journal of the American Academy of Dermatology』の調査でもビタミンA、ビタミンCやビタミンB3が肌に良いという結果が出ているそう。これは、こういったビタミンがコラーゲンの壊れるのを防ぎ、弾力性をキープして、色素沈着を減らすのに効果があるためだとか。

では、買うならどんな野菜やフルーツがいいのか。色の濃いホウレンソウなどの葉物類、サツマイモ、オレンジ、赤パプリカ、イチゴ、アスパラガスやマッシュルームなどがおすすめ。

3.砂糖の摂りすぎ

ドーナツはウェストまわりに響くだけではない。甘く糖質の多い食べ物、たとえば白いパン、アイスクリームやポテトチップスは顔にも影響する。これは、血糖値を急激に上げて、炎症を引き起こし、ニキビや肌荒れなどにつながるからだとゼイヒナー医師は話す。

ニキビを繰り返すと、コラーゲンが傷つき、あばたや盛り上がりなどになり、あとに残ってしまうことも。そしてたとえ治ったとしても、茶色や赤い色が残ったままになったり、日に焼けたあとのようになり、それで老けて見えてしまう。時間がたつと消えることもあるけれど、ニキビをきちんとケアしないとまた繰り返すことになる。

さらに、甘いものの食べすぎは糖化につながる。糖化とは糖の分子がコラーゲンにくっついてしまう状態のこと。コラーゲンがかたくなり、弾力性が失われてシワにつながる。さらに、甘くて色の濃い飲み物、たとえば砂糖を入れて甘くしたコーヒーは、歯の色素沈着にもつながると米国歯科学会は話す。これも、老けさせて見えるものの一つ。

4.タバコを吸うこと

タバコでダメージを受けているのは肺だけではないことを忘れないで。タバコは老化を進めてしまう。『Plastic and Reconstructive Surgery』に発表された79組の双子の顔を比較した調査でそれを示す結果が出た。この実験では、双子の一方は現在タバコを吸っていたか、5年以上の喫煙経験があり、もう一方はタバコを吸わなかった。その2人を比較するとタバコを吸っているほうが、目の下のクマがひどく、くちびるのシワも多かったという。

そしてタバコのダメージは顔だけではなく、身体の他の部位にも出る。たとえば二の腕にもシワができてしまう。この原因として、タバコを吸うと血管が締めつけられ血行が悪くなり、酸素や栄養素を肌にいきわたらせにくくしてしまうからだとゼイヒナー医師は説明する。

さらにタバコには若々しく見せるために大切なコラーゲンやエラスチンに悪い影響を与える化学物質がたっぷり含まれている。タバコは歯周病や歯の着色などの原因にもなる。そして、歯を失ったり、歯茎が下がったり、歯の着色にもつながるそう。

タバコを吸うと身体のあらゆる器官に悪い影響を与え、ガンによる死亡の一番の要因であると米国ガン協会は警告している。

5.アルコールの飲みすぎ

ビールを飲みすぎた翌日に顔がさえないのには理由がある。研究によると、アルコールは肌の抗酸化成分を減らしてしまうのだとか。これが炎症を起こして、フリーラジカルが肌を傷つけてしまう要因となる、とゼイヒナー医師は説明する。さらにアルコールを飲むと肌を乾燥させてしまうので、顔が乾燥してがさがさして見えてしまう。

どうしても食後の1杯をやめられないのなら、女性の一日の推奨量、つまり1日1杯にとどめておいて。そして、お酒と混ぜる割り材についても気を配って。たとえば、甘いミキサーやジュースばかりだと、肌へダメージを与える糖質もたっぷりということになる。

飲みすぎは心臓や肝臓の疾患、うつ、さまざまな種類のガンのリスクも上げることになると、疾病の予防と管理の研究センターは示す。

6.日焼け止めを塗らないこと

肌を若々しく見せるために最初にやっておきたいことは、日焼け止めを塗ること。

「紫外線に当たると、フリーラジカルがコラーゲンやエラスチンや細胞自身にダメージを与えることになり、これが早期老化につながる。また、シワやシミ、皮膚ガンなどの原因となる。日々短時間日に当たるだけでも生涯にわたって積み重なってしまう」

オーストラリアの研究者が900人以上4年以上にわたって調査したところ、日焼け止めをちゃんと塗り、一日の中でも塗りなおした人のほうが、日焼け止めを塗らなかった人に比べて肌の老化が24%ほど少なかったという。

SPF30の日焼け止めを12週間塗っているだけでも紫外線による肌のダメージを明らかに減らすことが出来る。たとえば、肌のキメや色ムラなども明らかに改善すると『Dermatologic Surgery』に発表された研究は示しているそう。

※この記事は、UK版ウィメンズヘルスから翻訳されました。

Text:Alisa Hrustic Translation:Noriko Yanagisawa Photo:Getty Images