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山へ、海へ、リトリート施設へと出かける楽しい計画にあふれるこの季節。山の緑の美しさにあらためて驚き、アウトドアで食卓を囲む楽しさに心躍り、風を切って走る自転車のスピードに身を委ね。戸外で心と体を解放することの大切さと心地よさを、今、改めて感じたい。ウィメンズヘルスならではの夏の充実プラン、「GO GREEN!」。さあ、外へと駈け出そう!

夏から秋にかけてはキャンプやトレッキングが盛んになるシーズン。林道や登山道を歩くと見慣れない植物や小さな生き物たちを発見できて楽しいと、老若男女問わずトレッキング人口は年々増加中。そこで、「今年こそトレッキングに挑戦したい!」と思っている人たちのために、山選びや持ち物など初心者が知っておくべきポイントについて登山ガイドの渡辺佐智さんを取材。トレッキングビギナーが持っておくべきアイテムとは?

トレッキングを安全に楽しむために揃えておきたいマストアイテム

一歩間違えれば遭難の危険のある登山。だからこそ必要な物をきちっと揃えて臨むべき。渡辺さんに聞いてシュミレーションした理想のリュックの中身をご紹介。

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1 バックパック(25L) ¥7,800/コロンビア(コロンビアスポーツウェアジャパン) 2 ファーストエイド ポーチ ¥3,500/ザ・ノース・フェイス(ザ・ノース・フェイス 3) 3 ピルケース(3個セット) ¥1,400/リックスティック(オーエーケー) 4 テーピング/スタイリスト私物 5 レスキューシート オープン価格/ロゴス(ロゴスコーポレーション・コンシューマ係) 6 絆創膏・鎮痛剤/スタイリスト私物 7 ヘッドランプ ¥2,900/モンベル(モンベル・カスタマー・サービス) 8 地図/スタイリスト私物 9時計 ¥77,000/スント(スント カスタマーサービス) 10 メモブック(3冊セット) ¥1,300、鉛筆(6本セット) ¥900/ともにフィールドノート(ハイタイド) 11 デジタルカメラ ¥27,500(参考価格)/フジフイルム(フジフイルム FinePixサポートセンター) 12 レインスーツ ¥14,200/ロゴス(ロゴスコーポレーション・コンシューマ係) 13 フリースジャケット ¥19,000/ザ・ノース・フェイス(ザ・ノース・フェイス 3) 14 フラスク(0.5L) 各¥2,750/モンベル(モンベル・カスタマー・サービス) 15 トレッキングポール ¥5,400/ロゴス(ロゴスコーポレーション・コンシューマ係) 16フードコンテナ/スタイリスト私物

※問い合わせ先はページ最下部参照

持ち物選びのポイント

バックパック(写真1

ビギナーにはまず日帰りのトレッキングがおすすめ。その場合は容量が20~30LくらいのタイプでOK。慣れてきて山小屋に一泊くらいになるともう少しサイズアップが必要。背中にぴったりとフィットするようにベルトで長さを調節して背負うと疲れにくい。

救急セット(写真2~6

登山中の体調不良やけがに備えて持っておきたい救急セット。持病の薬や鎮痛剤、大きめの絆創膏、ナプキンなどを入れておくと◎。ひざなどが痛くなったときに使えるテーピングは道具の修理にも使える。防風・防寒・防水効果のあるエマージェンシーシートも持っていると安心。

ノート・地図・時計など(写真7~11

万が一の救助連絡などに備えて、できれば登山中スマホの電源はオフにして過ごすのが得策。スマホに頼らずに登山をするためにも地図や時計、メモ類などは別に持っていくのがおすすめ。登山専用の地図ならエスケープルートなども載っていて便利。また、山には街灯はなく、曇りや急な悪天候になると思ったより視界が暗くなってしまうため、ヘッドライトもマスト。両手が自由になって歩けるし、防災用品としても使えるので用意を。

レインウエア・防寒着(写真12、13

コンビニなどでよく売っているレインウエアだと内側がムレて濡れてしまうことが多く、それによって低体温症になることも。そのため透湿性のいい防水透湿素材のものを上下で揃えるのがおすすめ。また、夏でも山によっては気温が10℃前後のところもあるため、防寒着は必需品。軽くてかさばらないダウンやフリースならタウンユースにも使える。

水・行動食・トレッキングポール(写真14~16

ごはんとは別に疲れたときに食べる行動食は、基本的に自分の好きなものでOK。おにぎりやサンドイッチのほか、おまんじゅうやサラダなどコンパクトに詰められるものを。ただし夏は傷みやすいので保冷剤と一緒に。水分補給の水は「体重×行動時間×5ml」で必要な量の目安を計算することができるので事前のチェックを。安定した歩行をサポートしてくれるトレッキングポールも持っていると安心。自分に合うサイズに長さを調整して。

その他

例えば遭難して捜索や救助ヘリを依頼した場合、莫大な費用がかかってしまう。そのため、山岳保険に加入しておくことはもはや登山者のマナーのひとつ。安いものは1日数百円から加入できるものもあるので事前に加入を。場合によっては損害保険と内容が重なる場合もあるので、自分の入っている保険と照らし合わせて見てみるのが大切。

「一気に買い揃えるのが大変だという人は、最初はレンタルで揃えるというのもありです。そこから好きなものを探していって揃えるのも楽しいですよ。山道具はタウンユースや防災アイテムとしても使えるものが多いので、長く使えるお気に入りのものを選ぶことをおすすめします」(渡辺さん)

荷物や装備が不十分だと身体に負担がかかり、トレッキングを嫌いになってしまったり、最悪の場合、ケガや遭難の危険性も。トレッキングを安全に楽しむためにも準備は入念に、きちんとしたギアを選んで!

渡辺佐智さん

登山ガイドからバックカントリーガイドまで四季を通じて活躍中。自然に関する知識も豊富で、雑誌やテレビなど山のガイドとして出演多数。日本山岳ガイド協会認定登山ガイド、JAN日本雪崩ネットワーク認定レベル2、日本赤十字社救急救命員、ウィルダネスファーストエイド90時間、尾瀬保護財団認定登山ガイド。

お問い合わせ先

コロンビアスポーツウェアジャパンtel.0120-193-803
ザ・ノース・フェイス 3(マーチ)tel.03-6418-4921
オーエーケーhttps://www.lixtick.com/
ロゴスコーポレーション・コンシューマ係tel.0120-654-219
モンベル・カスタマー・サービスtel.06-6536-5740
スント カスタマーサービスtel.03-4520-9417
ハイタイドtel.092-533-3337
フジフイルム FinePixサポートセンターtel. 050-3786-1060

※価格は全て税抜価格です

Photo:KEITA Stylist:Itsuka Watanabe