意図しなくても、カップルには時々困難が訪れるもの。でも、一時的な苦境に耐えるのと有毒な関係から抜け出せないのとで....
意図しなくても、カップルには時々困難が訪れるもの。でも、一時的な苦境に耐えるのと有毒な関係から抜け出せないのとでは話が違うのに、警告のサインが出てからも長居してしまう人がいる。
「有毒な関係から抜け出せない理由はたくさんある」 と語るのは、人間関係を専門に扱うセラピストで認定マスター社会福祉士のキンバリー・ハーシェンソン。「現状に慣れてしまえば変わるのは大変なので、現実を否定し続けるという楽な道を選ぶ」
現実を否定している以上、その関係を今すぐ断ち切るべきだと自覚するのは難しい。何かがおかしいことにはうすうす感づいていても、救いようのない有毒な関係に陥っているかどうかなんて分からない。どうすればいいか悩む前に、まずは7つの質問に答えてみよう。
Text: Jen Glantz Translation: Ai Igamoto Photo:Getty Images
すべてにおいて意見が一致するカップルなんていないけど、ローラーコースターに乗っているような気分になるようではいけない。認定結婚・家族セラピストのエリン・ルイス・バラードは 「争いが熾烈で、過激な言動を伴う場合は懸念材料」 だという。
「落ち着いた状態から突然怒り出したり、昨日は平和だったのに今日は危機的状態だったりするのも、関係が有毒であることを示すサイン。もちろん、身体的な暴力は今すぐそこから抜け出せというシグナル」
バスケットボールの試合のように、良いことや悪いことをした回数をお互いに記録し合うような関係ではいけない。
「誰でも一度はこの悪行に取りつかれるものだけど、得点を付けてばかりの関係は有毒」 だとバラード。「相手の欠点ばかりを指摘したり、自分の善行リストを読み上げるようになったら、敵対関係にあることを自覚して」
次は誰がゴミを出す番か、という話ではない。LAに拠点を置くカップルセラピストのジェーン・リアドンいわく、心に重くのしかかっていることが言い出せないなら要注意。これには、二人の間で起きていること、起きていないことについての話も含まれる。
「本当に大切な誰かに立ち向かうのは簡単じゃないのが現実。でも、正直な関係の代わりに居心地のいい関係を選ぶカップルは破滅に向かう」
最初は気付かなくても、時間と共にナルシストの本性は明るみに出るもの。セラピスト兼カップルカウンセラーのエヴィー・シャフナーによると 「ナルシストにとって大事なのはただ一人で、それはあなたじゃないはず」
あなたを巧みに操るか、あなたに罪悪感を抱かせて自分のニーズに応えさせる一方で、あなたのニーズは無視するのがナルシスト。「基本的に自分の話ばかりで、あなたの問題に真剣に対応しない。ナルシスト最大の難点は、相手に共感しないこと」 なんだそう。
残業して稼いだお金で相手を喜ばせようとしても全く効果がないのなら、たぶんずっとそう。「何をやってもダメだと人に感じさせるのは、本格的な心理的虐待のサイン」 だとシャフナー。「あなたのパートナーは、心の支えとなる最大のチアリーダーであるべき。そうでないなら自分を大切にして、プレゼントを買う前に別れること」
セックスは二人の関係の一部に過ぎないとはいえ、かなり重要。ベッドの中であなたを大切にできない人が、普段から優しいとは考えにくい。「嫌がるあなたに罪悪感を抱かせてセックスに持ち込んだり、あなたのニーズを無視したりする相手とは終わらせるべきかも」 とハーシェンソン。
「誰とどこにいるのかを常に説明しなければならない状況がコレ」 と語るのは、カップルコンサルタントでコーチのレスリー・ドアレス。「誰かと一緒に行動するのはもちろんのこと、誰かを軸に展開するような話ですらNG。バレればどうせ怒られるんだから嘘をつくか、バレて大ごとになるのが嫌なので交友関係や趣味に時間を費やすのをやめた方がいいように思えてくる」。いずれにせよ、ヘルシーな関係であるとはとても言えない。
※この記事は当初、Preventionに掲載されました。
※この記事は、アメリカ版ウィメンズヘルスから翻訳されました。
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