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いつだってへルスケアには気が抜けない。ヒラリー・ジョーンズ博士が明かす、何があっても夏をハッピーかつヘルシーに乗り切るコツとは?

1.水を飲む

「何万回も言われていると思うけど、十分な水分補給の重要性はいくら強調しても足りない。暑い夏は特にね」 とジョーンズ博士。

ハッピーアワーの水分補給はとりわけ大切。「アルコールは体から水分を奪い、腎臓に働き掛けて抗利尿ホルモン (ADH) を抑制してしまう。お酒を飲むと頻繁にトイレに行かなければならないのは、これが理由」。

ジョーンズ博士は、水分不足を避けるために、アルコール飲料1杯につきグラス1杯の水を飲むことを勧めている。尿の色に注意を払うのもコツ。「尿は淡い黄色であるべき。色が濃くなり始めたら、水分摂取量を増やして。喉が渇くまで待たないこと。渇きを感じるのは、体がすでに水分不足であることのサインで、色んな面で健康を脅かしかねない。活力レベルには、その影響が最も顕著に現れる」。元気が出ない=完全に夏バテ。

2.旬の食材を取り入れる

「地元の旬の農産物は最高の状態で収穫されて食されるので、健康を促進するビタミン、ミネラル、微量栄養素をちょうど良く含んでいる」 とジョーンズ博士。母なる大地は気が利くよね?

「熟す前に収穫されて空輸で地球の反対側に届けられ、最終的にスーパーの棚に並ぶ前に (時には何ヶ月も) 倉庫に置かれる農産物とは大違い」。

夏が旬の美味しい野菜や果物はたくさんある。ウィメンズヘルスの編集部は現在、そら豆、コーン、エンドウ豆、イチジク、ビーツ、ズッキーニ、イチゴ、チェリー、ブラックベリーなどをムシャムシャ。今週末は、地元の市場に出掛けてみよう!

3.アクティブでいる

スポーツシューズを取り出して、外でアクティブな時間を過ごすには夏が一番! ジョーンズ博士によると、「汗だくでクタクタになるような運動をする必要はない」。

「公園での早歩き、家族でのサイクリング、ゆっくりした水泳は、心拍数を上げ、血行を良くしてくれる。体の健康に良いのはもちろんのこと、定期的なエクササイズは、エンドルフィンと呼ばれるご機嫌ホルモンの生成も促す。このホルモンは、ストレスを減らして自尊心を高め、うつな気分を緩和して睡眠を改善するのに役立つことが証明されている」。

4.日に当たる

イギリスの人口の半分には、ビタミンDが不足している可能性があると言われているそう。これがどうして問題なのか?ジョーンズ博士いわく、「ビタミンDは、免疫力、骨と肌と筋肉の健康、血圧の調節、そして記憶力に関連している。ビタミンD不足は、うつ病をはじめとする複数の精神疾患とも密接につながっている」 んだとか。これは大変。

ビタミンDを取り込むベストな方法は、むき出しの肌を日中の紫外線に晒すことなので、夏の日差しを最大限に活用するべし。「ビタミンDを摂取するのに肌を焼く必要はない。週2~3回、手、顔、腕に最低10分は日光を浴びること」。通常のスキンケアを行い、肌に合った適切な日焼け止めを塗るのだけは忘れずに。

太陽が隠れていても、赤ピーマンをおやつにすればいい! 「肌の保護作用があるパワフルなカロテノイドのひとつ、リコピンが豊富な食材は、日焼け止め対策に役立つツールであることを示す研究結果がある。リコピンを含む主な食材と言えば、トマトおよびジュースやピューレといったトマトベースの食品だけど、赤ピーマン、スイカ、パパイヤからも摂取できる」。

Text: Alexia Dellner Translation: Ai Igamoto Photo: Getty Images

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Nana Fukasawa
ウィメンズヘルス・エディター

2018年に「ウィメンズへルス」編集部にジョイン。アシスタントを経て、エディターとして美容、フード、ダイエットなどの記事を担当。流行りそうなヘルシーキーワードをいち早くキャッチすることを心がけている。CBDや筋膜リリース、アーユルヴェーダ、植物療法を学ぶ、自他共に認める“セルフケア マニア”。2023年初めてのハーフマラソンに挑戦。