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寝不足が健康に影響を与えることは周知の事実。でも、ソウル大学医学部の研究によって、ウエストラインには寝過ぎの方が問題であることが分かったそう。この内容をオーストラリア版ウィメンズヘルスからご紹介。

当初、『BMC公衆衛生学ジャーナル』に掲載されたこの研究では、40~69歳の韓国人の男女133,608名を9年間にわたって追跡したデータが分析された。参加者たちは、一晩の睡眠時間が6時間以下、6~8時間、8~10時間、10時間以上という4つのカテゴリーに分類された。

その結果、最も睡眠時間が少なかった男性たちは、メタボリックシンドローム (血糖値、高コレステロール、高血圧などさまざまな問題を指す包括的な状態)を発症する可能性が他の人より高いことが発覚。このカテゴリーでは男女ともに、おなか回りの脂肪が多すぎる確率も高いことが分かったそう。

また、睡眠時間が長ければ長いほど体にいいと思っている人は多いだろうけれど、この研究結果はその真逆を証明しているみたい。
一晩につき10時間以上寝た参加者は、全員メタボリックシンドロームのリスクが上昇し、このカテゴリーの女性の胴囲は他の女性より大きいことが判明したのだとか。

「これは、睡眠時間の長さとメタボリックシンドロームの用量反応関係、および、その構成要素を男女別に調査した最大規模の研究」 と語るのは、この研究文献の筆頭著者であるクレア・E・キム。

「睡眠時間とメタボリックシンドロームの間には、性別による潜在的な違いが見られた。女性の場合はメタボリックシンドロームと長時間の睡眠の間につながりがあり、男性の場合はメタボリックシンドロームと短時間の睡眠の間につながりがある」

でも、一つ注意点が。研究チームは参加者を観察したに過ぎないため、この研究結果の因果関係は究明されていないらしい。

※この内容をオーストラリア版ウィメンズヘルスから翻訳されました。



Text: Lucy Bode Translation: Ai Igamoto Photo: Getty Images

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Nana Fukasawa
ウィメンズヘルス・エディター

2018年に「ウィメンズへルス」編集部にジョイン。アシスタントを経て、エディターとして美容、フード、ダイエットなどの記事を担当。流行りそうなヘルシーキーワードをいち早くキャッチすることを心がけている。CBDや筋膜リリース、アーユルヴェーダ、植物療法を学ぶ、自他共に認める“セルフケア マニア”。2023年初めてのハーフマラソンに挑戦。