Youth, Leisure, Fun, Event, Physical fitness, Recreation, Dance, Party, Adventure, Tourism, pinterest

約3ヶ月に及ぶクライミング部の活動も最終章、今回は東京と名古屋で同時にイベントを開催した。今回は、部長の小川梨花が、自ら体験したクライミングの魅力をレポート! 東京オリンピックの種目として、注目度も一気に上がっているクライミングの魅力とは?

初開催! 名古屋でのクライミングイベント

部長は、名古屋に2ヶ月前にオープンしたばかりのクライミングジム「THE NORTH FACE / ClimbingJAM 名古屋店」へ。ウィメンズヘルスが名古屋でクライミングイベントを開催するのは今回が初めてで、参加者からも喜びの声が多く寄せられた。それぞれのレベルに合わせてチーム分けをしザ・ノース・フェイス、クライミングジムのスタッフが各グループのコーチとなってイベントが始まった。

Building, Shelf, Shelving, Interior design, Room, Furniture, Architecture, Outlet store, Door, Floor, pinterest

登って! 食べて、果敢に挑戦!

会場内には、ミニハンバーガーやフルーツ、野菜スティックなどのケータリングが用意され、自家製レモネードを片手にクライミングを楽しんだ。初めてクライミングをする方も、レベルの高い課題に果敢に挑戦。「悔しい!」 という気持ちが積極性を生み出していた。

Meal, Eating, Event, Restaurant, Food, Lunch, Party, Banquet, Brunch, Happy, pinterest

広がる声援、深まる絆

Bouldering, Adventure, Rock climbing, Climbing, Recreation, Fun, Leisure, Neck, Back, Happy, pinterest

参加者のほとんどは初対面のクライミング初心者。緊張した雰囲気だったのも束の間、始まって数分すると『ナイスー!』というかけ声や拍手がジムのあちこちで上がり、その瞬間からチームの結束が生まれ、待ち時間の会話が今まで以上に弾む。積極的に課題にチャレンジしていく姿は美しく、何より溢れんばかりの笑顔が印象的。部長の私も、3ヶ月の成果を試しながら積極的に各チームに混ざってトライ。「部長がんばれ!」「部長かっこいい!」と声援を受けながら次々とクリアすることができた。

クリアするまで何度でも! クライミングの魅力

部長自身も初めは、一つの課題に取り組むのに「みんなに見られてる」「落ちたら恥ずかしい」と一歩を踏み出せず、壁を目の前に自ら挑戦の機会を減らしていた。一つクリアするとまたすぐステージが変わり、新たな課題が立ちはだかる。当初は腕のパワーだけで登っていたのが、慣れてくると体幹を使えるように。ホールドの向きによって重心を移動させる必要があり、熱中すればするほどボルダリングの奥深さに魅了される。クリア出来なかった時の恥ずかしさが、いつからか”悔しさ” に変わり、プライベートでもボルダリングジムに通いつめるようになった。

Climbing hold, Bouldering, Climbing, Rock climbing, Adventure, Recreation, Wall, Sport climbing, Illustration, Free climbing, pinterest

人との繋がりが意欲に変わる

悔しさを払拭する為、一人で何度もクライミングジムへ通った。どうしてもクリアできない課題に直面した時、ジムのスタッフさんが声をかけてくれる。悔しくてうつむいていると、「何度も挑戦だ!」と背中を押してくれた初対面のおじさん。負けず嫌いな私は、クリアする為にコツを教えてください! と胸に飛び込む日もあった。誰一人として、嫌な顔せず手を差し伸べてくれた。そんな経験を自らしているから、名古屋のイベントで困った顔をしている人がいたらすぐに駆け付けて私がコツを伝授するという場面もあった。

Bouldering, Climbing, Adventure, Rock climbing, Climbing hold, Recreation, Leisure, Design, Fun, Sport climbing, pinterest

ジムに行けば課題が全く違うし、集まる人も違う。一人で行くのはなんだか恥ずかしい、という気持ちもいつしか消え、入間市のクライミングジムまで足を運んだことも。出会いは、人を変えると言うけれど、私はクライミングによって行動範囲まで大幅に広がっていった。

クライミングがもたらした変化

撮影で出会ったクライマーの白數里子さんは、私のファーストシューズにペイントを施し世界に一つだけのシューズに変身させてくれた。下仁田ボルダーで外岩を登った時は、まるで自然の一部になった感覚で雑念が消え、より自分の身体に、目の前の課題に意識を向けることが出来た。知れば知るほど、出会えば出会うほどクライミングにどっぷりハマっていく。こうして振り返ってみると、数え切れないくらいの出会いがあったことに気づく。一歩踏み出すことで、そのスポーツについて知ることはもちろんのこと、関わる人、足を運ぶ店、食生活、ライフスタイルが変化していく。クライミング に出会い、改めて挑戦する事の素晴らしさを実感することができた。

Footwear, Red, Shoe, Ankle, Leg, Cool, Human leg, Tights, Leggings, Sportswear, pinterest

参加者には嬉しい手土産も

前回のイベントに引き続き、今回もSHIGETAのハンドクリームが手土産として配られた。手でホールドを掴む時に、滑り止めとして使用するチョークは乾燥の原因になる。上達すればするほど、手や指の感覚も重要になってくるクライミング。しっかりとハンドケアをしながら、クライミングをすればより一層レベルアップした課題に挑戦できる!

Hand, Material property, Wallet, Cash, pinterest

東京オリンピック、公式種目に!

いよいよ、来年に迫っている東京オリンピック。そこで新たに公式種目として加わるスポーツクライミング。ボルダリング、スピード、リードの複合を短期間で行うため、いかに総合的に力を発揮できるかが試される。日本代表選手には、世界ランク5位以内に入る選手が多数いるのでメダル獲得の期待が上昇し、注目度が一気に伸びている。始めるハードルがそこまで高くないからこそ、幅広い年代に浸透してきたボルダリング。自ら体験してみることで、オリンピック観戦の楽しさも倍増するから、この機会にぜひ挑戦してみて!

Social group, Bouldering, Youth, Adventure, Recreation, Event, Climbing, Leisure, Rock climbing, Team, pinterest



Photo :Cedric Diradourian Text :Rika Ogawa

Headshot of Chie Arakawa
Chie Arakawa
ウィメンズヘルス・シニアエディター

タレント・アスリートインタビュー・スポーツファッション・ウェルネス記事などを担当。女性誌FRaUでファッション・スポーツ・ダイエットなどの編集キャリアを積み、その後スポーツライフスタイルマガジンonyourmarkのプロデューサーとして在籍後、2022年までウィメンズヘルス編集部に在籍。