正しいものを食べていても、食べる時間が間違っていると、ダイエットのゴールには近づかない。このフードクロックで食べるタイミングを知っておこう。
高脂肪の乳製品
NG:ジムの前
ジムの前は避けて。「脂肪は消化を遅くしてしまうから」とSRT Nutritionのソフィー・タリー。「運動をすると、血液が内臓に送られなくなるため、運動中の吐き気やお腹のトラブルにつながることも」
OK:朝食時
「カルシウム、ビタミンD、亜鉛、タンパク質、マグネシウムやビタミンB12など栄養が豊富」とタリー氏。高脂肪の乳製品を食べることで肥満のリスクを抑えることができるそう。これは牛乳を飲んでおくしかない!
サクランボ
NG:午後の中頃
午後4時のスランプに陥っているのなら、サクランボを食べるのは止めて。「1食(80g)につき7.6gの糖分が入っているので、血中のグルコース値を上げてしまい、エネルギーレベルを急激に落ち込ませるので空腹感を感じるようになってしまう」と栄養士のリビー・リモン。
OK:夕食後
サクランボは睡眠ホルモンのメラトニンを含み、炭水化物と組み合わさるとセロトニンを作り、身体をリラックスさせる効果がある。これでいい眠りを。
卵
NG:ワークアウト前
スクランブルエッグ、目玉焼き、ポーチドエッグでも、どんな調理法でも卵をトレーニング前に食べるのはNG。「タンパク質は消化に時間がかかるため」と栄養士のリビー・リモン。だから、バーピー中にお腹がゴロゴロしてただでさえハードな運動をやりきれなくなるかも。
OK:ワークアウト後
筋肉が休息と回復を求めているなら、必要なのはアミノ酸。卵はアミノ酸が豊富。1つでタンパク質13gも含んでいて一日の推奨量の三分の一をカバー。
生パスタ
NG:デスクワークの日のランチ
ずっとデスクに座りっぱなしならパスタは避けて。「パスタには必要以上のグルコースが含まれていて、動いていないならカロリーも高すぎる」と栄養士のリアノン・ランバート。
OK:外出予定の多い日のランチ
外出が続く忙しい日ならパスタでエネルギー補給するのは良いアイディア。自然の糖質でスタミナをキープして、筋肉にグリコーゲンが十分あるようにしてくれる、とランバート氏。
ナッツバター
ナッツバター
NG:ちょいちょい食べる時
ナッツバターはおやつとしては賢い選択のはず? 残念!「ナッツバターは危険なほどやめられない」ランバート氏。そして研究では、「ヘルシー」とされるものは食べすぎる傾向にあるそう。だから食べすぎないように。
OK:決まった時間に食べる時
時間を決めて食べればちゃんと自分をコントロールできていると思える上に、ナッツバターの栄養素の恩恵は受けることができる。豊富な栄養素と良質な脂質も摂れて、ゆっくりとエネルギーになるのでお昼までエネルギー切れにならないで済む。
Translation:Noriko Yanagisawa Photo : Gettyimages
『エル・オンライン(現エル・デジタル)』のファッションエディターを経て、フリーランスに。女性ランナーによる企画集団「ランガール」を設立。その後女性誌立ち上げやWebメディアの立ち上げを経て2017年にウィメンズヘルス』日本版ローンチ時から編集長に。2023年夏よりエル・グルメ編集長も兼務。趣味は料理を作って友人たちに振る舞うこと。