身体の発するサインを見逃さないで!
誰にでもおきることだとわかっているけれど、やはり会社や友人の家でのトイレはちょっと気が引ける。その結果どうしても我慢をしてしまい、いつもの排便のパターンが乱れてしまう。でももよおしているのに我慢してしまうのは、不快なだけでなく、身体にもよくない。「我慢は必ずしもよいことではない」と話すのはニューヨークのTuoro College of Osteopathic Medicineの教授、ニケット・ソンパル。ソンパル氏は最新の情報と我慢することで身体にどんなことがおきるかを教えてくれた。
■トイレに呼ばれたときは
直腸が刺激されるのはトレイのサイン。もちろん、人によってタイミングは違うけれど、たいていは朝のコーヒーを飲んだあと。これはカフェインが腸を刺激するから。
■二時間後には
トイレに行きたいと思っているのに我慢をするのはとても大変。括約筋にぎゅっと力を入れなくてはいけないので、最初の数時間はおなかに圧がかかっているように感じて、これを腹痛のようだと言う人も。また、ほかの人にとってはもっと緊急度が高くなる。つまり、もよおしているのを我慢するのは、おなかにガスがたまって張っているような感じになる。
■六時間後には
このころには行きたいという切羽つまった感じはなくなっているかもしれないが、もちろんこれは便自体がなくなっているわけではない。単に便秘へと向かって詰まってきているだけ。
■さらに我慢をすると…
トイレを我慢することで死んだ人は聞いたことはないというが、大人の場合、無理して我慢していると、便が岩のように固くなってしまうことも。このようになってしまうと、下剤や物理的に出さなくてはいけない事態になるので気をつけて。
結論、もし身体がトイレに行きたいというサインを出しているのなら、すぐにトイレに行くように。せめて最初の数時間以内には対処したいもの。
This Is What Happens To Your Body When You Hold It & Avoid The Toilet
Text:MACAELA MACKENZIE Translation:Noriko Yanagisawa Photo:Getty Images