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「低炭水化物」「グルテンフリー」……etc.。これらの言葉をきちんと理解しないと無駄なダイエットをしていることに!

誰もがこんな友達を持っている。最近のスリムダウン計画のために“グルテン無し”に走る自分を褒め讃えるあの子。自らの自制心に誓って禁欲するあの子……。自分の誕生日パーティーでのケーキひと切れにさえ手を付けない子……。

そう、分かってる。彼女たちの勇ましいまでの減量の努力は、紛れもなく賞賛に値する。しか

しその一方で、知識豊富なプロたちは、厳しい規則や言葉で縛られた減量戦略は、実際には彼女たちを目標から遠ざけてしまうと説いている。

そこで今回は、あなたの語彙や食習慣から除くべき減量に関するキャッチフレーズを複数の栄養士に並べてもらった。これを読んだらきっと考え方が変わるはず。

1.自制心

「パスタは食べない、と自分に言い聞かせるのはストレスホルモンのコルチゾール値を急上昇させ、お腹まわりの体重を増やす可能性があるの。前向きな態度はいつだって自制心をしのぐものよ」と言うのは、The New You (and Improved!) Dietの著者で米国登録栄養士のケリ・グラスマン。代わりに「脂肪分の少ないタンパク質食品、たとえばどっさり野菜と一緒に小さなお皿でパスタを食べるなど、出来ることに集中してみたら?」とグラスマンはアドバイス。

2.低炭水化物

The Small Change Dietの著者で米国登録栄養士のケリ・ガンズいわく、「炭水化物は人間のエネルギーの主原料。炭水化物を制限する必要があるのではなく、正しい炭水化物を選ぶ必要がある」そう。また、「オート麦や玄米などのホールグレイン(全粒穀物)は食物繊維が豊富な素晴らしいチョイスよ」と語る。ただし、量には注意を(一般的には半カップを調理)。超大盛りの炭水化物は体重増加に繋がるからだ。

3.グルテンフリー

「多くのグルテンフリー食品には、実のところ味を良くするためにより多量の砂糖と脂肪が含まれているため、体重増加を促しかねないわ」と言うのは、登録栄養士のサラ・ガレッキ。食事療法士の彼女は、米国ピスタチオ栽培家団体のスポークスマンでもある。グルテンに本当に耐えられない、敏感である場合は摂取を控えるべきなのは当然。でもいずれにせよ、パッケージに入ったデンプン類から果物や野菜に切り替えるのは、減量に向けたスマートな決断と言えそう。

4.太らせる食物

「アボカド、ナッツ、種には脂肪が多いけど、食べたからといって太るわけではないのよ。これらの食物に含まれる脂肪分や食物繊維は満腹感を持続させてくれる。体重を減らす努力をしている時にはありがたいわ」と語るのは、シェフでClean Eating for Busy Familiesの著者、ミッシェル・ドゥダッシュ登録栄養士。一人前の賢い分量と言うと、ナッツや種の場合はおよそ1/4カップ、中サイズのアボカドは⅓個が適量。

Text: ELIZABETH BACHARACH Translation:Ai Igamoto Photo:Getty Images