体重がなかなか減らず、エクササイズが続かないのは、ダイエットの始め方に問題があるのかも。
運動や減量を始めるきっかけがダイエットに与える影響を調べたところ、結果を大きく改善できるちょっとしたコツがあるという研究結果が報告された。その内容をUK版「ウィメンズヘルス」からご紹介。
全米科学アカデミー会報に掲載されたこの研究は、自己肯定がヘルシーなライフスタイルへの適応に及ぼす影響に注目。
ここで言う自己肯定とは、自分にとって大切なことや人を見極めることであり、鏡の中の自分に手紙を書くことではない (あなたが望まない限り)。
成人を対象としたこの実験において、ある集団は ｢病気になるリスクを減らすために、もっと体を動かして健康的な食事をしてください｣ というような医師からの率直なアドバイスを受けたのに対し、別の集団は自己肯定法を用いて、自分の行動を変えるにあたり最も大切なことは何かを考えた。
すると、ただそうすべきだからという理由で変革に着手した前者よりも、習慣を変えるプロセスをしっかり自分のものとした後者の成功確率が格段に高い結果となった。
今度何か新しいことを始めるときは、ヨガのように精神を統一し、自分はなぜそれをするのかを考えてみよう。
Text：Francesca Menato Translation：Ai Igamoto Photo：Getty Images
