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白髪の防止や改善方法に関しては、特に奥深い言い伝えがある。どれが実際に効果のある迷信で、どれが作り話なのか、ニューヨークで一番人気の皮膚科専門医ハワード・ソベル医学博士に真相を語ってもらった。

白髪が数本出ていれば、すぐに頭が真っ白になる: 嘘

これは、必ずしも全員に当てはまる話ではないらしい。30代に突入するまでに、大抵の人には自然と数本の白髪が生える。その後、白髪が毎年増える人もいれば、何年も何十年も数本のまま過ごす人もいる。

白髪を1本抜くと、そこから別の白髪が2本生えてくる: 嘘

「白髪を抜いても、そこから生える白髪の数が増えることはない」 そう。でも、白髪は抜くべきではない。白髪を抜くと毛包が傷付き、白髪かどうかの前に髪自体が生えてこないかもしれない。

母親に白髪が生え始めた年齢は、自分にも高い確率で当てはまる: 本当

「通常は、遺伝で髪が白くなるタイミングが分かる」。でも、遺伝は運命を保証するものではない。いつ白髪が生え始めるかには、環境要因も影響する (次の項目でさらに詳しく)。

喫煙と日光は白髪の発生を早める: 本当

「紫外線とタバコに含まれる化学物質は、細胞のフリーラジカルを傷付け、メラニン細胞の喪失を引き起こす。これで髪が白くなる」。髪の色を維持するために、電子タバコを含む喫煙はやめ、髪を厳しい日光にさらすことのないよう注意しよう。

ストレスを感じすぎると白髪が生える: 本当かもしれない

「髪の色素であるメラニン細胞は加齢とともに減っていく。ストレスによって、もともと白髪が生えやすい人の白髪の発生が早まる可能性はある」。精神的に参ったら、お腹で息を吸ってゆっくり吐き出そう。ストレスホルモンのレベルを下げるのに効果的。

※この記事は、アメリカ版ウィメンズヘルスから翻訳されました。

Text: Grace Gold Translation: Ai Igamoto Photo:Getty Images