定番のクリスマスメニューも、実はそんなに身体に悪くないかも?
クリスマスプレゼントも買ったし、あとはのんびりとホットワイン片手にクリスマスディナーを楽しみたい。実はイギリス人の場合はクリスマスディナーで平均3500kcalも摂取しているそう。これは確か多すぎるけれど、せっかくのハレの日は楽しみたいもの。
そこで、クリスマスを家族と楽しみたいという人のために、クリスマス食材で実はしっかり栄養もあって身体も心も満たしてくれるものをピックアップ。これならたっぷり食べても大丈夫?!
1. クランベリーソース
抗酸化成分たっぷりのクランベリーソースはクリスマスに食べたい肝機能アップ食材のひとつ。クリスマスの次の日の二日酔いの助けに。
「クランベリーは、抗酸化成分特にプロアントシアニジンが含まれているため、肝臓の機能を助けてくれる。プロアントシアニジンとは、フリーラディカルを壊して、その他の抗酸化成分の作用を強化してくれるもの」とセラピストのシャニー・ケカティーは説明する。
さらに、効果だけでなく飲んでもおいしい! ただし、砂糖の少ないタイプを選んで。
2. 栗
暖炉で炒って食べるだけでなく、このクリスマス食材は心臓や肌に効果のある脂肪酸がたっぷり入っているとハーレー・ストリート・ファーティリティークリニックの栄養セラピスト、ニーマ・サヴィッズは話す。
それだけでなく、栗は受精のための酵素を作るためにも欠かせないベータカロテンが豊富な食材の一つ、と説明する。
3. 芽キャベツ
食物繊維が豊富なので、クリスマス後のお腹のむくみを防いでくれると説明するのはニュートリセンターの栄養士、ショーナ・ウィルキンソン。
これは食物繊維が消化器官を健康に保ってくれるからだという。芽キャベツをローストして甘さを引き出して、刻んだナッツやクランベリーを乗せて味を加えてみても。
4. ターキー
七面鳥はタンパク質だけと言っていいほどなので、脂質を心配せずにタンパク質を摂ることができると、ショーナは説明する。これで心置きなくお代わりができる!
5. 紫キャベツ
ビタミンCが豊富なので、この年末年始の体調管理にはもってこいの野菜。
「刻んだ紫キャベツ1カップで一日のビタミンC推奨量の56%を摂ることができる。ビタミンCは白血球の生成を活性化して免疫機能を強化してくれる」という。
6. 白ニンジン
実はこの地味な野菜は心臓や肺を守るのには隠れた優秀選手だということが分かった。
「このクリスマス食材は循環器系に大切なカリウムと葉酸が多い」とシャニー。いつものジャガイモのかわりに健康効果のある白ニンジンをローストして食べてみて。
7. ローストナッツ
みんな大好きなナッツはビタミンEが多いおかげで肌にもとても良い食材。血色のよい肌で新年を迎えるためにもクリスマスに食べておくのがおすすめ。
Text:Francesca Specter Translation:Noriko Yanagisawa Photo:Getty Images