長年にわたって科学者たちは、結婚は健康を守ると主張してきた。でも、ある社会学誌に掲載された『結婚は健康を守る？ 同時出生集団における比較』と題された研究が、あなたの結婚観を変えるかもしれない。その内容をオーストラリア版「ウィメンズヘルス」からご紹介。
この研究は、1955～1984年に生まれた既婚カップルを対象に行われたもの。その結果、年配のカップルは結婚による健康への恩恵を得た可能性がある一方で、その効果は時間とともに薄れたことが分かったそう。
結婚して10年以上経った高齢の女性には、健康への特典がまだあるかもしれない。主席研究員のドミトリー・トゥミンは、「結婚には、女性の自覚的健康に対するささやかな利益があったけれど、最近生まれた集団ではそれが消えつつある」と言う。新婚さんには悪い知らせかも……？
また、トゥミンが過去に行った2年間に及ぶ研究では、既婚女性は、未婚女性に比べて、体重を大幅に増やす確率が46%も高いことが明らかになった。
もちろん、あなたの健康全般に影響を及ぼすのは配偶者の有無だけではない。でも、結婚式直前のあのヘルシーな食生活を、結婚後も続ける価値はあるかもしれない。
Text: Anthea England Translation: Ai Igamoto Photo:Getty Images
