こんな経験は誰にでもある。旅行先でサーフレッスンに行くつもりがいつの間にか最終日で、最後に食べたダブルジェラートによって、正式に “食べすぎちゃった” で終わる。あるいは、休日を地元で過ごし、バーベキューであれもこれもとつまんでしまうか、友達の結婚式で何杯も飲んでしまう。たいてい、このどちらか。
でも、焦らないで。食べ物で罪の意識を感じる必要はない。
その代わりに、自分自身と自分の体を通常の習慣に戻してあげよう。栄養セラピストでダイエットサプリメント会社GP Nutritionを設立したガブリエラ・ピーコックが、“ヘルシーな食事”らしい食事で、体を再び軌道に乗せるための秘密を教えてくれた。
1.肝臓を修復する
お酒を飲みすぎた場合には、肝臓をいたわってあげて。でも、肝臓をいつも以上に働かせてしまうのは、アルコールだけではない。
「肝臓には、こってりした重い食事や食べすぎたものを処理し、脂肪を分解する胆汁を調達するという重要な役割がある」。
「ニンニク、柑橘系のフルーツ、ビートルート、緑の葉物野菜やたまにカリフラワーとブロッコリーを食事に取り入れることで、肝臓機能と胆汁生成をサポートできる」。
2.引き金となる食べ物を避ける
アイスクリームなどの甘い物を食べすぎたり、料理に加工調味料を入れすぎると、体がそれを感じるはず。
お腹を壊したホリデーやパーティー帰りさえあるかも。ガブリエルいわく、便秘と下痢は胃腸障害の症状。
「まず初めにカフェインやアルコール、砂糖、こってりした食べ物など、問題を悪化させる可能性のあるものを全て取り除くこと」
「甘い菓子パンやダブルショットのコーヒーは避けて。どちらもまったく栄養がないし、インスリンや活力レベルをめちゃくちゃにしてしまう」
栄養価の高いものを食べ、「体内環境が変わり、消化器系が健康で強くなるのを待ってあげて」
3.発酵食品を食べる
食べすぎた後に体内の調子を取り戻すには、善玉菌を増やすのが一番。
「発酵食品には、プロバイオティクスが豊富。プロバイオティクスは、胃腸の健康や消化器系の症状を改善することが実証された善玉菌」
「サプリメントを飲んでもいいし、ヨーグルト、ケフィア、ザウアークラウト、キムチなどから自然に摂ることもできる」
「発酵食品を摂取することで、腸内微生物叢 (腸内フローラ) が自然と再生できる。発酵・培養食品の種類が豊富であればあるほど、食事にプロバイオティクスを取り入れやすい」
4.グルタミンのサプリメントを飲む
アイスクリームを本気で食べすぎた体には、さらに手助けが必要かも。
「グルタミンには、腸の内層の修復と再生をサポートするだけでなく、炎症を落ち着かせる作用もあるので腸管の調子を取り戻すのにはいいかもしれない」
「グルタミンはサプリメントとしても売られているし、赤肉や魚、卵、乳製品やビート、豆類、ホウレン草、パセリ、フレッシュな野菜ジュースなどにも含まれている」
「どんなサプリメントでも、飲む前に医療専門家に相談を」
※この記事は、イギリス版ウィメンズヘルスから翻訳されました。
Text: Francesca Menato Translation: Ai Igamoto Photo: Getty Images
2018年に「ウィメンズへルス」編集部にジョイン。アシスタントを経て、エディターとして美容、フード、ダイエットなどの記事を担当。流行りそうなヘルシーキーワードをいち早くキャッチすることを心がけている。CBDや筋膜リリース、アーユルヴェーダ、植物療法を学ぶ、自他共に認める“セルフケア マニア”。2023年初めてのハーフマラソンに挑戦。