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集団で汗を流すのが大好きな女性もいれば、ジムでおしゃべりをするのが苦手な人もいる。

応用スポーツ心理学協会の認定メンタルパフォーマンスコンサルト、クリステン・ディーフェンバッハによると、「内向的な人々は、日々の仕事や煩雑さから逃れるチャンスをくれるアクティビティに惹かれるらしい」

でも、特定のワークアウトを除外する必要はない。事実、一人の時間が欲しい人でも、1万人のランナーの中やブートキャンプの一角に静けさを見つけられる。でも、ワークアウトの最中に他の人間と関わりたくない。そんな人には、エキスパートも支持する以下のオプションがおすすめ。

1.ランニング

スニーカーを履いて地面を蹴るのは、内向的な人にとって朝飯前。そこにあるのは自分と道、そしてイヤホンから流れる音楽。全米エクササイズ評議会 (ACE) 認定トレーナーで健康・フィットネス教育シニアアドバイザーのジェシカ・マシューズいわく、「内向的な人から、エクササイズは頭を空っぽにし、自分だけになる時間だと聞くのはよくあること。彼らにとってランニングは、その空間を見つけるのにピッタリ」。

2.水泳

プールでひらすら泳ぐのも、内向的な人が求める静かな時間を確実に見つける方法。マシューズの話では、「人生に邪魔なものが多いと感じている人は水に入ってみるといい。本当に日常から解放される」 という。ストロークと息継ぎに意識が集中するので、隣のレーンのおしゃべりさんには、仮に言葉を返したくても返す余裕がないはず。

3.インドアサイクリング

ジムで人と関わりたくないからといって、グループレッスンに参加しないのはもったいない。「内向的な人は、一人一人に器具が与えられるクラスを好むみたい」 とマシューズ。「インドアサイクリングは素晴らしいオプション。集団の中にいるけど、自分の持ち場が決められているので、コンフォートゾーンに近いのでは」。しかも、インドアサイクリングクラスの大半は室内を暗くして行われるようなので、誰の目も気にならない!

4.アウトドアサイクリング

ディーフェンバッハの話では、他の人と一緒でも、「自転車に乗りながら会話を弾ませるのは難しい。トレイルか道路の脇を一列で走るわけだから」。つまり、集団の中にいても、息を切らした状態で気まずい世間話をしなくて済むということ。

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5.トライアスロントレーニング

マシューズいわく、ランニング、水泳、サイクリングという3強を組み合わせたトライアスロンは、単独でのエクササイズを好む人には恐らく非常に魅力的。トライアスロンのトレーニングにはひたむきさが必要。立て続けにワークアウトをこなす間に、一人の時間が好きなだけ、確実に手に入る。

6.トレッドミルクラス

ランニングクラブの人混みやコーチによる直接指導はいらないけど、指示は受けたい? マシューズによると、「トレッドミルクラスは、ワークアウトをナビゲートするエキスパートが欲しいという内向的な人にはうってつけ」 なんだそう。「しかも、無理やり誰かと1対1の会話をしなくても、部屋全体からエネルギーがもらえる」。

7.ローイング (ボート漕ぎ)

「内向的な人にとっては、この設定が非常に大事」 とディーフェンバッハ。「水に浮かびながら穏やかさを楽しみ、静けさを見つけられるのが、彼らにとってはすごく魅力的」。ジムのローイングマシンからも、同じような癒しの効果が得られる。同じ動きを繰り返すことで、素早く集中モードに入れるからだとか。

8.ヨガ

もちろん、ヨガも内向的な人にオススメ。マシューズによれば、 「ヨガでは心の内側に深く集中できる。しかも、それはグループでやっても自宅で一人でやっても同じ」。本質的にヨガは、何かの基準で人を判断するワークアウトではないので、隣の人に自分のフォームをじろじろ見られることもない。

9.ピラティスとバレエ

ピラティスやバレエクラスが小さな動きや呼吸法に重点を置くのは、基本的には各自で自分の練習に集中し、他人をチェックする時間も、自分が他人にチェックされる時間もないようにするため。「ピラティスとバレエは、非常にプロセス重視のワークアウト。つまり、今自分がしている経験自体に集中するということ」 とマシューズ。「内向的な人にとっては、この手のワークアウトの方が従来のエクササイズより楽しいかも」。

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10.ウエイトトレーニング

禅を感じるにはちょっと変な場所に思えるけど、ウエイトルームでは実際に心と体の平静が得られる。「そこにいるのは本当にあなただけ。フォーム、テクニック、そして今上げているウエイトに集中している自分のみ」 とマシューズは語る。「ジムによくある “私は自分を他の人と比べている” という気持ちを抱かずに済む。どちらかというと内向的な人は、この気持ちのせいで嫌な気分になることも」。

11.ロッククライミング

自然に囲まれていると、誰でも自分の内面に集中できる。でも、内向的な人々は、大自然の中に身を置くことで得られる心の落ち着きを特に楽しめるはず。マシューズいわく、それがジムの中であっても、「ロッククライミングは一人一人が自分の成功に責任を持つワークアウト。他人と競い合ったり、他人を頼ったりする必要性を感じずに、自分のコンフォートゾーンから抜け出せる単独での試みと言える」。

12.サーフィン

幸運にも近くにビーチがあるなら、サーフィン、またはボディボードやSUPがおすすめ。水泳の穏やかさだけでなく、一人で外にいることの満足感も与えてくれる。「流れに身を任せ、今この瞬間を生きているという禅な気分になることで、内向的な人は大きな充実感を得られるかも」 とマシューズ。

13.ストリーミングワークアウト

ディーフェンバッハによると、「最近では、自宅でリラックスしながら楽しめる素晴らしいバーチャルワークアウトが非常にたくさんある」。誰にも見られずにどんなワークアウトにも挑戦できるし、「誰とも話さずにグループの中にいられる」。内向的な人にとっては夢のような環境。

※この記事は当初、アメリカ版ウィメンズヘルスに掲載されました。

※この記事は、オーストラリア版ウィメンズヘルスから翻訳されました。



Text: Ashley Mateo Translation: Ai Igamoto Photo: Getty Images

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Nana Fukasawa
ウィメンズヘルス・エディター

2018年に「ウィメンズへルス」編集部にジョイン。アシスタントを経て、エディターとして美容、フード、ダイエットなどの記事を担当。流行りそうなヘルシーキーワードをいち早くキャッチすることを心がけている。CBDや筋膜リリース、アーユルヴェーダ、植物療法を学ぶ、自他共に認める“セルフケア マニア”。2023年初めてのハーフマラソンに挑戦。