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誰にでも眠りやすい姿勢というものがある。でも、それが健康に影響を与えているかもしれないって知ってた?

著書『A Life Less Stressed』の中でロン・アーリック博士は、よりハッピーかつヘルシーで元気な暮らしを実現するのに役立つ “健康の5本の柱” について説明している。そして、その柱の中で最も重要なのが睡眠。

健康全般を専門とするアーリック博士いわく、睡眠は、身体的・精神的・感情的な健康に影響を及ぼす1日のうちで最も大切な時間であり、健康的な生活を支える基盤。睡眠時間の長さだけでなく、質だって重要。睡眠中にうまく呼吸できているか、どのように眠っているかが特に大きく関わってくる。

最も一般的な睡眠時の姿勢を彼はどう見ているんだろう?

うつ伏せ

「うつ伏せで寝るのが一番よくない。頭、首、あごの筋肉およびあご関節が圧迫され、腰や骨盤がゆがむ可能性もある。濡れたタオルを絞るのと同じように、筋肉と関節をねじりながら寝ているようなもの。睡眠中のスムーズな呼吸が妨げられることも」

仰向け

「仰向けはうつ伏せよりいいけど、舌がくっついている下あごが喉の奥まで下がりやすくなるので、呼吸や気道が制限されるどころか、完全にブロックされることもある。イビキとして表面化することもあれば、精神的・身体的な健康に大きな被害を与え、命を脅かすこともある閉塞性睡眠時無呼吸症候群のかたちで現れることもある問題」

横向き

「横向きで寝るのがおそらく一番いい。頭をしっかり支えてくれる枕と、両脚の間に挟める枕があるとベスト。体の構造・神経・筋肉はもちろんのこと、気道に対しても最もやさしい姿勢。偶然にも、横向きは消化にいい姿勢でもある。食道と胃腸のつながり方を考慮すれば、左向きで寝るのが特に効果的」

※この記事は、オーストラリア版ウィメンズヘルスから翻訳されました。



Text: Lauren WilliamsonTranslation: Ai Igamoto Photo: Getty Images

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Nana Fukasawa
ウィメンズヘルス・エディター

2018年に「ウィメンズへルス」編集部にジョイン。アシスタントを経て、エディターとして美容、フード、ダイエットなどの記事を担当。流行りそうなヘルシーキーワードをいち早くキャッチすることを心がけている。CBDや筋膜リリース、アーユルヴェーダ、植物療法を学ぶ、自他共に認める“セルフケア マニア”。2023年初めてのハーフマラソンに挑戦。