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胸の状態を認識するのは非常に重要。イギリスの乳がんチャリティー団体Breast Cancer Careによると、英国内では10分おきに誰かが乳がんと診断されるそう。

がん研究専門誌Cancer Research UKによれば、乳がんの27パーセントは、健康状態を自覚し生活習慣を変えれば防げるもの。これを念頭に置いてウィメンズヘルスは、胸に気を配り、健康に保つために知っておくべき全てのことをまとめてみた。

胸に異常を感じたり、変化が見られたなら、必ず医師に相談すること。

胸を下にして寝るのはよくないの

美容外科医のトッド・マラン博士いわく、「胸は2つの異なる臓器で、ホルモンに対する反応も生成する組織や脂肪の量もそれぞれ」。うつ伏せで寝ると、胸に不必要な圧力がかかる。横向きで寝ると、重力で胸が下がり、クーパー靭帯と皮膚が引っ張られるので胸の下垂につながる。

だから仰向けで寝て、カップの柔らかいブラを着けるのが一番。膝の下に枕を置けば寝返りが防げるので、胸が理想の方向、つまり上を指す。

胸が性感帯じゃないのは普通?

間違いなく普通。事実、16パーセントの女性は胸に性的な刺激を感じることが全くないという。アンフェアだと思うなら戦法を変え、パートナーに乳輪の真上 (乳首の周りの色が付いた皮膚) に集中してもらうよう頼んでみよう。『Essential Tantra』の著者であるジャイヤによると、「数々の研究が、女性はそのエリアにより快感を感じることを示している」

パートナーに胸の上部をアイスキューブで濡らし、息を吹きかけてもらえば全身がヒンヤリ。舌先で円を描いてもらい、乳首と乳輪に向かってゆっくり下ってもらうのもあり。これで表皮の真下にある小さな筋肉が作動し、あなたのヘッドライトが一日中ピカーン。

胸の形をキープして、垂れるのを防ぐには?

腺組織に対して脂肪の割合が低い20代では、胸にハリがあり、クーパー靭帯と呼ばれる結合組織が胸の形を維持してくれる。年を重ねると、この靭帯が伸びて引き裂かれ、残念なことに胸が垂れ始める。でも、質の高いスポーツブラでダメージを最小限に抑えることが可能。ランニングウェア専門ショップSweatshopのヘッドバイヤーであるアマンダ・ブレーシャ―は、「しっかりサポートするために、スポーツブラを年に1~2回買い替える」 ようアドバイスしている。

彼女いわく、ブラはフィット感が極めて重要。チェックするには、ホックを一番緩くして10秒間上下にジャンプしてみよう。息が切れるようなら、そのブラはきつすぎ。胸が袋に入った岩のように跳ねるなら、もっとサポートが必要。プッシュアップブラも垂れの防止になるけど、悲しいことに、永久的なリフトアップを可能とするのは美容外科手術のみ。

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胸に毛が生えてきたらどうすればいい?

まずは落ち着くこと。美容医療スペシャリストのミッチェル・チャイスン博士によれば、「約4割の女性の胸には目に見える毛がある」。通常、少量の薄い毛は、DNAと絶え間なく変わるホルモンによるもの (妊娠中は特によくあること)。でも、胸がオオカミのようになってきたら医師に相談し、多嚢胞性卵巣症候群のような疾患がないか調べてもらおう。

毛を取り除くには、毛抜きでもワックスでもレーザ―でもいいけれど、剃るのだけは避けて。長くて太い毛が生えてきてしまう。

妊娠で胸はどう変わる?

米国ケンタッキー大学の形成外科医ブライアン・リンカーが行った研究で、妊娠するたびに胸はさらに垂れる傾向にあることが明らかとなった (残念だけど)。しかも、産婦人科医のジョアン・ピンカーソンによると、乳首と乳輪が黒くなったり、サイズが変わったり、血管が浮き出て見えたり、ニキビのような腫れ物ができたりすることもあるという。もちろん、妊娠線が現れることも。

胸の妊娠線にはバイオイルを使うべき?

バイオイルを使って毎日胸をマッサージすれば、妊娠線を防ぐことができる。

乳がんリスクを下げる要素とは?

多かれ少なかれ、適切なタイミングで浴びる光。科学者たちは、乳がん発症率が、夜間の光にさらされる夜勤の女性に高いことを発見した。がん専門医のデイヴィット・ブラスク博士によれば、目覚まし時計やパソコンの光、街灯でさえ、がん細胞の成長を遅らせる睡眠ホルモンのメラトニンの生成を抑制しかねない。だから寝室の照明はすべて消し、光るものにはカバーをかけて、遮光カーテンやブラインドに投資すること。

逆に日中は、体がビタミンDを合成するのに十分な日光を浴びるべき。がん専門医で乳がん専門サイトBreastcancer.orgの創設者であるマリサ・ウェイス博士は、ビタミンDが乳房細胞の成長を調節するのに不可欠かもしれないという。これまでの研究論文も、乳がんはビタミンDレベルが低い女性に多いことを示している。1日30分は、手と腕が朝もしくは夕方の日差しを浴びるようにしよう。太陽があまり出ない季節には、卵、脂ののった魚、強化ミルクといったビタミンDが豊富な食材を増やす努力をして。

※何か不安なことがあれば必ず医師に相談すること。

※この記事は、UK版ウィメンズヘルスから翻訳されました。

Text: Beverly Burmeier Translation: Ai Igamoto Photo:Getty Images, instagram of @breast_cancer_care