誰もが憧れる、鍛えられた腹筋のためにおさえておきたいポイントはこれ!
人気のパーソナルトレーナー、アドリエン・ハーバートにしなやかで強い腹筋のための極意を聞いてみた。
絶対にはずせない腹筋を鍛えるエクササイズは?
プランク。体幹の下の方を刺激するのによいから。起き上がる腹筋運動など、腹筋の上の方の動きばかりを重視してしまい、腹筋の下の方の筋肉は忘れがちなので。
やりがいのある腹筋エクササイズといえば?
メディシンボールを使ったロシアンツイスト(ロシアンツイストは、床に仰向けになり、胴体を床から浮かせて、身体をひねるエクササイズ)
もっとハードにしたい場合、腹筋エクササイズの強度を上げるなら?
身体の位置を少し変えることで、強度は上げることができる。たとえば、腹筋運動をする時に、脚を完全に伸ばして、床から少し上げてみる……などを試してみて。
日常の動きの中でコアを刺激するには?
ただ真っすぐに立つ時に腹筋を意識するだけでも、体幹は刺激され、トレーニングにも効果的。前かがみになると体幹がゆるんでしまい、背骨の下の方に力がかかってしまい、将来的には動きが制限されることになり腹筋の形も変えてしまうから気を付けて。
これから体幹トレーニングではやりそうなものは?
自重トレーニングはかなりコアに効くので、ウェイトを使わずに体幹を鍛える基本には立ち戻れると思う。
フィットネス向けのテクノロジー、たとえばEMSなどはすすめる?
EMS(電気筋肉刺激)はエクササイズの時にどこの部分を使っているのかを意識するためには有効だと思う。刺激が筋肉のどこが一番動いているか分かるので意識しやすいの。つまり、よりハードな腹筋運動では結果もよくなり、全体的に身体を意識するようになる。デジタルなフィードバックはモチベーションツールにもなり、改善の結果も分かりやすいので励みになるわ。
鍛えられた腹筋のための、運動前のスナックと運動後の回復食といえば?
最低でも運動する1時間前に、タンパク質と炭水化物の入った食事を。ミルクシェイクも好きなので、豆乳、バナナ、ココア、ナッツバターとシナモンを入れている。これはハードなエクササイズの後にぴったり。
効果的な体幹トレーニングのためのマイルールは?
姿勢をよくすること。体幹を鍛えている時は正しいフォームが必須よ。
トレーニング中のありがちな間違えと、その直し方は?
重すぎるウェイトを使うこと。これは必要ない上にケガにつながるわ。重さを上げるのではなく、回数を増やす方がおすすめ。
強い体幹が最も重要になるのはどういう時?
ランナーでスピードを上げたいのなら、コアトレーニングは必須。強いコアはより効率的に走れるようになるだけでなく、よく起きるケガの防止にもなる。
強いコアのメリットは?
コアが強いと、バランス、俊敏性やパワーなどフィットネスのあらゆる側面の手助けになる。
おすすめのコアサーキットトレーニングは?
定番のコアエクササイズは、腹筋ブートキャンプ。次の動きを60秒以上ずつやってみて。(斜腹筋のエクササイズは、両側やるように)
●キックアンドクランチ
●交互のマウンテンクライマー
●ダブルプランク
●ジャンププレス
Text:Women's Health UK × Slendertone Translation:Noriko Yanagisawa Photo:Getty Images