常識を覆す! ランニングシューズの「選び方」「履き方」「結び方」

30 September 2017

常識を覆す! ランニングシューズの「選び方」「履き方」「結び方」

せっかく健康のためにランニングを始めたのに、自己流で走ってケガをしてしまった、というのはよくある話。実は、自分に合ったランニングシューズを選ぶことは、ケガを予防するためにもとっても大切。そこで今回は、ランニングトレーナーとして活躍する鈴木清和先生に、正しいシューズの選び方からシューレースの結び方まで徹底取材。目からウロコの新事実の連続に、これまでの常識が覆されるかも⁉

鈴木清和

ランニングトレーナー 鈴木清和

『骨格ランニング』や『解剖学でわかる ランニングシューズの選び方』など、海外でも翻訳され、親しまれている著書も多く、ランニングトレーナーとしても人気を集める鈴木清和先生。駒澤大学駅伝部時代、「細心の注意を払っているアスリートが、なぜケガをするのだろう」と、ケガで苦しんだ自身の経験から、研究をスタート。骨格や体型に合ったランニングフォームで走ることの重要性を提唱している。


「選び方(モデリング)」

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まず、今持っているシューズをねじってみて。実は各メーカーによって、内側と外側でねじりやすさが異なるそう。足の長さによって、プロネーション(着地から蹴り出しまで、衝撃を分散するために、足底が内方向に回転する一連の動きのこと)の傾向が分かれる、というのも新発見。3種類を履き比べてみたら、フィット感が全く違うことに驚愕するかも。

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「履き方(サイジング)」

シューズ選びはサイジングが大事、と認識している人も多いはず。きちんとサイズを合わせて購入したはずなのに、いざ走ってみると「窮屈だな」って経験ない? ポイントを押さえてフィッティングをすれば、もう戸惑うことなし!

サイジングは、①縦アーチの内・中・外②甲の高さ③指の形状がポイント。この3つのポイントすべてを一度にチェックできる方法がこちら.

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1.     つま先立ちをするように、踵をあげながらMP関節(足指付け根の屈折するところ)を曲げて床に足をつく。
2.     その状態のまま足を左右に揺らして、パツパツと感じるほど足にフィットすれば、そのシューズが足に合っているということ。
走行中は、着地時と蹴り出し時で足の形状が大きく異なる。MP関節が地面と接している蹴り出し時は、甲の高さがぐっと上がり、指も開いた状態に。ランニング中の足幅が一番広がる(甲が高くなる)時を再現すれば、正しいサイズを選べるというわけ。

さらに、シューズを買うときは厚い靴下と薄い靴下、どちらも持参して。両方試すことでより納得できるはず。


「結び方(カスタマイズ)」

「鈴木結び」というオリジナルのシューレースの結び方を考案した鈴木先生。「大差ないだろう」と思っていたら大間違い! 「鈴木結び」を試してみると、歩き出した瞬間に、段違いの気持ち良さを実感できるはず。

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ホールが6つの場合、2-1-3-4-6-5(つま先側のホールを1とする)の順でシューレースを通していく。そのわけは?
①  2→1→3に通すことで、MP関節の屈曲をよりサポートできる。
②  着地から蹴り出しまでのアーチの動きに合わせて、シューズの追従性が向上する。
③  伸筋腱(指を浮かせた時に出る足の甲の腱)の圧迫感、摩擦が軽減する。
走行時の足の動きに合った、ストレスフリーな結び方がこれで実現できるというわけ。

ランニングを始めるにはうってつけのこの季節。ぜひトライして。

Photo : Cedric Diradourian Top image:Gettyimegs Text:Sawako Motegi

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