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体重増については色々な情報が錯そうしている。しかも、ウエストラインに響くような食材やカロリーのある食材はあらゆるところに隠れている。よく議論になるものといえば、人工甘味料。そこで、砂糖と人口甘味料を比べてみた。

カナダ大学の研究によると人口甘味料は肥満や糖尿病、高血圧の原因となるとされているが、実はセキ止めシロップ、ドレッシングや市販のコーヒーに使われている。

そう言われると、人口甘味料よりも砂糖の方が無害なのでは、とすら思ってしまう。では、実際のところ人口甘味料はやっぱり諸悪の原因なの? そこで、その効果や健康に対する危険性を調べてみた。

飲む量をしっかりチェック

一日の推奨摂取量を取るにはコカ・コーラなら280ml、つまり1缶の3/4が必要。その一方で人工甘味料の一つ、アスパルテームの許容摂取量の上限に達するにはダイエット・コーク4.6リットルも必要だそう。

歯への影響

現在、虫歯の化学的に証明されている唯一の原因は砂糖だが、抗菌作用のあるマヌカハニーは歯茎の病気を防いでくれるそう。一方で、人工甘味料は虫歯との関連はないとされている。さらに、キシリトールを使ったガムはエナメル質を修復するとさえ言われている。

体重の秘密

レディング大学の研究によると、砂糖の摂取量の一番高かったグループは肥満である確率が54%も高かったそう。そして、さらに、摂取量を実際より少なく見積もる傾向にあったとか。人工甘味料はカロリーがないか、とても少ないが、イスラエルの研究によると、過剰摂取は腸のバクテリアに悪影響を及ぼし、さらにグルコース不耐症を引きおこす可能性があるという。カロリーがないからといって甘くみないように。

甘いワナ

どうしても甘い物が欲しいという欲求に勝てないのなら、サトウキビやヤシから取った糖が原料のジャガリーを選んでみて。ジャガリーは精製されていない上にリッチなキャラメル味のするリッチな甘味料。白砂糖と異なりミネラル分が豊富。

あるいは南アメリカ原産のステビアなら砂糖に比べて250倍もの甘さで、カロリーはないので、血糖値が急激に上がることもない。

判決は……?

軍配は人口甘味料に上がりそう。たまに人口甘味料の手を借りるのはよいけれど、ものによって効果や作用は異なるので注意が必要。

食物由来のもの、たとえばステビアやキシリトールは副作用が少ない。ただカロリーはないのでスポーツ時のエネルギー補給などには向かない。デスクワークなどのカロリーを使わない時のエンプティーカロリーのドリンクにはよいかも。

http://www.womenshealthmag.co.uk/weight-loss/healthy-eating/6953/surprising-verdict-sugar-sweeteners/

Text:Scarlett Wrench Translation:Noriko Yanagisawa Photo:Getty Images