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茶色いそばかす、加齢によるシミ……どれも年を重ねるたびに増えるのはかなしい。20代では平気なことが30代では問題になるのなら、今のうちにできることはもっとないの?

この夏こそは、色素沈着を無視することなく大人になるとき。これを3分読めば、必要なことが全部分かる!

日焼けによるシミとは?

「ダークスポット、老人性色素斑、日光性黒子とも呼ばれる日焼けによるシミは、日光による肌ダメージ」 と語るのは、化粧品ブランドMurad Globalの新商品開発部シニアディレクター、クリステン・G・ロビンソン。「色素沈着が進んだ平らなシミで、色はたいてい茶色か黒かグレー。サイズは様々で、日光にさらされることの多い顔、手、腕、胸、上背に現れるのが一般的。何度も繰り返し日に当たり、年を重ねるにつれて数が増える」

日焼けによるシミの原因は?

紫外線A波とB波によって刺激された肌のメラニン細胞が、日光に対する防衛手段である色素メラニンを生成するとシミの形成が始まる。「太陽がもたらす悪影響から自分の身を守ろうと、肌はメラニン生成を加速する。メラニンがまばらに生成されるので色むらができ、これが日焼けによるシミを形成する」 とロビンソン。

シミは何十年もかけて目に見えるまで成長し、肌の表面に浮かんでくる。若いうちから日焼け止めを塗ることが大切。後になって出てくるシミの多くは、20代の日焼け対策を怠った結果によるものかも。

日焼けによるシミは危険なの?

日焼けによるシミ自体には危険も痛みも治療の必要もない。でも、その色素沈着が本当に日焼けによるシミなのか、危険を伴う別のものなのかが分からなければ、専門家に相談するのがベスト。ロビンソンも 「シミを軽く見すぎないで。新しくできた怪しいホクロやシミの拡大は、より深刻な疾患の発見に欠かせないので、皮膚科で定期的にチェックしてもらって」 と注意を促している。

日焼けによるシミを防ぐには?

他の老化のサインと同じで、日焼けによるシミにおいても治療より予防が大切。シミの発生を防ぐ一番の方法は、当然ながら日焼け止めを塗ること。ブロードスペクトラム (広範囲の波長の紫外線をカバーする) SPF30の日焼け止めを毎日使えば、有害な紫外線A波とB波が肌に到達するのを防ぐことができるので、メラニン生成の防止にも繋がる。ロビンソンは 「晴れの日にも曇りの日にも、しっかり塗って、しっかり塗り直すこと。日の高い時間帯はできるだけ日陰で過ごし、帽子で直射日光を避ける」 ようアドバイスしている。

適切なスキンケア商品も、日焼けによるシミの発生を防ぐのに一役買ってくれる。「朝と夜はヘルシーなスキンケアを。キレイに洗って保湿するだけでも、肌の回復力を維持してダメージから身を守ることができる」。フリーラジカルと闘い、肌本来の再生プロセスを助けるビタミンC配合の美容液やクリームを探してみて。

既存の日焼けによるシミには?

もうできてしまった日焼けによるシミをやっつけて肌の色むらを減らすには、いくつかの方法がある。「新しい皮膚を浮かび上がらせる商品は、肌のトーンを素早く均等にしてくれる」 と言うロビンソンは、ナイアシンアミドかヘキシルレゾルシノールを含む商品の使用を勧めている。過剰な色素沈着を起こした部分に働きかけ、肌を全体的に明るくすることが実証されているそう。また、グリコール酸や乳酸といったAHA (アルファハイドロキシ酸またはフルーツ酸) 配合の角質ケア商品なら、皮膚の最上層を表面に浮かび上がらせるので、日焼けによるシミが徐々に消えていき、肌色に統一感が出てくる。

※この記事は、イギリス版ウィメンズヘルスから翻訳されました。



Text: Roberta Lister  Translation: Ai Igamoto Photo:Getty Images

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Nana Fukasawa
ウィメンズヘルス・エディター

2018年に「ウィメンズへルス」編集部にジョイン。アシスタントを経て、エディターとして美容、フード、ダイエットなどの記事を担当。流行りそうなヘルシーキーワードをいち早くキャッチすることを心がけている。CBDや筋膜リリース、アーユルヴェーダ、植物療法を学ぶ、自他共に認める“セルフケア マニア”。2023年初めてのハーフマラソンに挑戦。