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夏といえばプールとアイスクリーム。でも、ちょっと注意を怠ると、夏の思い出が日焼けと腹立たしい水着の跡に。日光浴は避けてUVカットのリップバームを使い、日焼け止めを定期的に塗り直す。それは分かっていても、まさかと思うような夏のスキンケアの間違いを犯していることがある。実は非常によくある過ちを避けて、自分の肌をしっかり守ろう。

1.浴室に入ったらすぐに毛を剃る

夏は誰もが頻繁に脚、脇の下、ビキニラインの毛を剃るもの。興味深いことに、剃るのは浴室に入った直後よりも浴室から出た時のほうがいいらしい。「シャワーに入って一番に剃るべきではない」 と語るのは、ニューヨークシティのマウントサイナイ医科大学で美容臨床研究長を務める皮膚科専門医のジョシュア・ツァイヒナー医学博士。「剃るのは、お湯と蒸気で肌と毛が十分潤ってから」。そうすればカミソリの刃が毛を捉えやすくなり、結果的にうまく剃れる。ビキニやタンクトップで脇の下を見せることが多い夏には嬉しい話。

2.タオルでこすりながら乾かしている

入浴後に何をするかが入浴中と同じくらい重要。例えば体の乾かし方。「タオルでこすると肌が炎症を起こしかねない」 とツァイヒナー博士。着ていくのは小さなサマードレス1枚なのに、これではまずい。タオルで体をトントンと叩き、水気を取るのがベター。

3.入浴後はまず服を着る

天気がいい日は早く起きて、パパっとシャワーを浴びて、すぐに出掛けたいよね? その気持ちは分かるけど、いくつかのステップを見逃してるみたい。まずはもちろん日焼け止め。そして保湿クリームは、寝る直前や思い出した時などではなく必ず入浴直後に塗ること。ツァイヒナー博士いわく、「入浴後5分以内に保湿クリームを塗ることで、水分を閉じ込めることができる」。保湿は常にするべきだけれど、シェービングが頻繁になる夏は特に大切。毛が1本もなくても、干からびた脚なんてみんなイヤ。

4.必要な部位を保湿していない

無意識のうちに塗り損ねてしまう部分もしっかり保湿すること。シェービングは肌を刺激し乾燥させることがあるので、頻繁に剃る脇の下やビキニラインの保湿はとりわけ重要。ツァイヒナー博士は、「肌の保護バリアへの刺激を最小限に抑えるのが保湿クリームの役割」 だという。シャワーを浴びたらタオルでトントン水気を取り、保湿クリームを塗って乾くのを待つ。デオドラントを使うのはそれから。

5.デオドラントを朝しか使っていない

多くの女性はデオドラントを朝しか使わない。でも、暑い季節の脇汗が気になるなら、夜にも使ってみよう。ツァイヒナー博士によると、「実際のところ、制汗剤は夜に使ったほうが効果的であることが実証されている」 そう。「汗腺に栓をして、汗が肌に到達するのを物理的に防ぐのが制汗剤の仕事。夜に使うと効果が高いのは、夜間は体の発汗量が自然と減るので、制汗剤がより効力のある栓を作れるから」。

6.プールから出てもシャワーを浴びない

プールサイドでは基本的にみんなレイジー。デッキチェアに何時間も横になり、泳いだ後もしばらくシャワーを浴びない。シャンプー、コンディショナー、ボディソープの一式を華々しく使うことはなくても、プールに入った後は普通の水で体を洗い流すべき。「塩素は肌を刺激し乾燥させることがあるので、プールから出たらシャワーを浴びて塩素を洗い流すこと」 とツァイヒナー博士。

7.“室内にいるだけ” なら日焼け止めは要らないと思っている

平日の日中なんて車で出勤し、仕事して、車で帰宅するだけだから、月曜日から金曜日までは日焼け止め不要でしょう? これは間違い。ツァイヒナー博士いわく、「紫外線は窓を通り抜けるので、デスクが窓際にあればオフィスで日焼けすることも」。これはバスや車の窓でも同じ。「むき出しの肌全体に毎日日焼け止めを塗る習慣をつけて欲しい。歯磨きやデンタルフロスと同じように、日々の習慣の一部にするんだ」

8.服を着ていれば安全だと思い込んでいる

日常的に日焼け止めを塗っているなら、それは素晴らしいこと。でも、露出した肌にだけ塗ればいいとは思わないで。というのも、衣類に隠れた肌もある程度の紫外線を浴びるから。「これは着ている服の質による」 とツァイヒナー博士。「編み目が小さく色が暗い服は、編み目が大きく色が明るい服よりも防御力が高い」。夏に分厚い黒のタートルネックを着る人はいないだろうから、カバー力は低そう。「白のリネンシャツは紫外線をほとんどカットしない」 そうなので、やっぱり日焼け止めは全身に塗り、UVカット素材の服を着ることも検討してみよう。

※この記事は、アメリカ版ウィメンズヘルスから翻訳されました。

Text: Alison Goldman Translation: Ai Igamoto Photo:Getty Images