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筋トレ中にランニングシューズを履くべきではないと聞くけれど、ハードなリフティング種目をしているわけでもないのに、本当に筋トレ専用のシューズが必要?

答えてくれたのは、認定パーソナルトレーナーで強化調整スペシャリストのトニー・ジェンティルコア。米国マサチューセッツ州ハドソンにある「Cressey Performance」の共同設立者でもある。

筋トレ専用のシューズを履くことには間違いなくメリットがあるけど、ワークアウトのマストアイテムではないと言う。

でも、筋トレシューズよりも靴底のクッションが厚い傾向にあるランニングシューズが、ウエートリフティングに向いていない理由はいくつかある。まず、2~5センチのクッションが入ったランニングシューズを履いていると、体重をかかとに乗せておくのが難しくなる。しかも、スクワットのような動きの最中に体重が前に移ってしまうと、フラットなシューズを履いているときのようにハムストリングや臀筋を中心とした後筋群が使えない。

次に、クッションの入ったシューズを履いていると、フラットなシューズを履いているときほど体重が地面に近づかないので、姿勢やフォームが崩れやすくなってしまうそう。

足の側面サポートも、ウエートリフティングに適したシューズの重要な役割。体を左右に動かすラテラルランジのようなエクササイズを行う際に、シューズの中で足が滑るのを防いでくれる。

このすべてを考慮に入れたうえで、ワークアウトシューズを2足も持ち歩くのが嫌だという人は、ランニングシューズでの筋トレによって自分を怪我のリスクにさらしていることを自覚して。非常にクッション性の高い有酸素運動用のシューズを履いて後筋筋を使う筋トレを行う際には、臀筋とハムストリングができるだけ鍛えられるよう、体重をかかとに乗せ続けること。横方向に動くエクササイズの最中に足が左右に滑らないよう、靴ひもをきつく結ぶのも忘れずに。

※この記事は、アメリカ版ウィメンズヘルスから翻訳されました。



Text: Ashley Oerman Translation: Ai Igamoto Photo: Getty Images

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Nana Fukasawa
ウィメンズヘルス・エディター

2018年に「ウィメンズへルス」編集部にジョイン。アシスタントを経て、エディターとして美容、フード、ダイエットなどの記事を担当。流行りそうなヘルシーキーワードをいち早くキャッチすることを心がけている。CBDや筋膜リリース、アーユルヴェーダ、植物療法を学ぶ、自他共に認める“セルフケア マニア”。2023年初めてのハーフマラソンに挑戦。