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ワークアウトでバケツに溜まるくらい汗をかくのは構わない。結局のところ、それが目的だし。でも、ワークアウトが終わっても止まる気配を見せない汗は、本当にうっとうしい。バスや会議室、はたまたハッピーアワーの席で汗だくになんて、誰も望んでいないでしょう。

シドニー大学の熱生理学者であるオリー・ジェイ博士いわく、エクササイズをすると体温が上がるので、体は汗を出すことでクールダウンしようとする。でも、最終的に体温を下げるのは、発汗そのものではなく汗の蒸発なんだそう。つまり、ワークアウトの後に素早く汗を止めるには、1.体温を下げる、2.汗の蒸発を助けることが必要。幸いなことに、どちらも難しいことではない。以下の4ステップに従って、涼しい体でジムを出よう。

氷水を飲む

ジムの生ぬるい給水機はスキップ。カナダのオタワ大学が行った実験では、エクササイズ中に氷のように冷たい水を飲んだ人の発汗量が、生ぬるい水を飲んだ人よりも少ない結果となったそう。研究員たちは、体温の変化を感知する神経細胞である腹部の温度受容器が、脳が発汗量を調節するのを助けることを発見。氷水が胃に入ると、この温度受容器が脳に発汗を止めるよう指示を出す。メンズヘルス誌のスポーツ医学アドバイザー、ジョーダン・D・メッツルも、ワークアウトの最中と後に氷水をガブガブ飲めば、体が内側から冷やされるという。

扇風機を見つける

ワークアウトの最中よりも後のほうが汗をかく気がしない? ジェイ博士によると、これは風や空気の流れが汗の蒸発を促進するから。でも、動くのをやめると汗が溜まる。水分を補給しながら、更衣室のエアコンや扇風機の前に立ってみて。どちらもなければ、ドライヤーの風をクールに設定。何をするにしても、自分の手でパタパタしないこと。腕を動かしたら、ますます汗が出てきてしまう。

冷たいシャワーを浴びる

汗が引いてきたらシャワータイム。ただし、浴びるのは冷水にして。メッツルによれば、肌に冷たい水がかかると体感温度がさらに下がり、体が汗をかく必要がなくなるんだそう。

アイシングする

まだ汗が垂れるなら、最後の手段を使うべし。アイスパック、氷水のボトル、または凍らせたタオルを、汗が止まるまで首の後ろに当ててみよう。ジェイの話では、首の後ろには皮膚に近い太い動脈があるので、そこを直接アイシングすれば間違いなく体感温度が下がるそう。

※この記事はアリ・イーヴスによって書かれ、メンズヘルスの許可のもと掲載されています。

※この記事は、アメリカ版ウィメンズヘルスから翻訳されました。

Text: Men's Health Translation: Ai Igamoto Photo:Getty Images