夜にいつまでもダラダラ過ごしてしまう人に、三橋さんが提案してくれた新しい方法。それが、「逆アラーム」。
「携帯電話などにセットされているアラームですが、朝起きるときに使っている人がほとんどだと思います。でも、もう一つ試してみてほしいのが“逆アラーム”です。
寝る時間……例えば“ベッドに入って明かりを消す時間”を毎日設定して、アラームをかけるのです。寝る時間はついつい曖昧になりがち。アフター5の予定が詰まっていれば、寝るのが遅くなることもあります。でも、それだけではなく、夜のダラダラ時間で就寝時刻が後ろ倒しになっていませんか?
特にスマホのゲームやSNSに夢中になっていて『気づいたら、もうこんな時間!』というのは、そろそろ見直しが必要です。夜のダラダラ時間の抑止力になるのが、“逆アラーム”なのです」
スマホに夢中になる「今」よりも「明日の自分」のために。よい睡眠、もう一度考えてみて。
■お話を伺ったのは……
三橋美穂(みはし・みほ)さん
快眠セラピスト・睡眠環境プランナー。寝具メーカーの研究開発部長を経て、睡眠の専門家に。睡眠関連事業のコンサルティングから、睡眠の悩みの相談、講演、執筆まで、幅広く関わる睡眠のスペシャリスト。『CDを聞いて ゆったり深~く 眠れる本』(PHP研究所)、『驚くほど眠りの質が良くなる睡眠メソッド100』(かんき出版)など著書も多数。http://sleepeace.com/