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ちょっと時間を割いて、スポーツブラに感謝してみない?

スポーツブラがなければ、ワークアウトが若干気まずくなるのはもちろんのこと、かなり辛くなるのは間違いない。デッドスピン誌いわく、スポーツブラの歴史はなかなか楽しい。ウィメンズヘルスが掘り起こした興味深い真実も要チェック!

誕生したのは70年代に入ってから

1975年、Glamorise Foundations Incによって作られた最初の試作品の一つが “フリースウィング・テニスブラ”。デッドスピン誌によると、サポート力はほぼゼロだったという。1975年以前に走る女性はいなかったの?

男性用局部サポーターにヒントを得る

これは本当の話。ランニングを快適なものにしたブラの開発者の中に、リサ・リンダールとポリー・スミスの名前がある。デッドスピン誌によれば、女性は胸に局部サポーターが必要だと冗談を言ったリンダールの夫に触発され、この2人は男性用の局部サポーター2枚を縫い合わせた。決して理想的とは言えないが、後に2人はヒンダ・ミラーと手を組み、今日のスポーツブラに似たJogbra (ジョグブラ) を生み出したのだ (“アスレチックブラジャー” で特許を獲得している)。

個々のニーズに注目

80年代後半、スポーツブラを二枚重ねにしても不快感があることに嫌気がさしていたバレーボール選手のレネール・ブラーテンは、人気のあった圧縮技術にカプセル型のカップ (胸を一つずつ包み込むタイプ) を組み合わせた。これには胸の大きな女性が大喜び。『エネル・スポーツブラ』と名付けられたブラは、オプラ・ウィンフリーが推奨するまでに成長! フロントホックで知られ、現在も入手可能。

ブラの開発者が胸の動きを分析

英ポーツマス大学のジョアンナ・スカー博士は、エクササイズ中の胸に必要な要素を特定すべく研究の指揮をとる。彼女の実験結果から、ゆっくりジョギングした時の胸は、全速力で走った時と同じくらい動くことが判明。ワークアウトの種類にかかわらず胸をしっかりサポートできるのが、優秀なスポーツブラの定義に。

ブラの効果は絶大

運動中に胸が動くとかなり痛い。でも、スカー博士の研究によって、カプセル型のスポーツブラ (胸を一つずつ包み込むタイプ) を着用すれば、ブラなし時に比べて胸の動きが最大73%も減ることが分かっている。

でも、痛みは残る

ある実験では、マラソンランナーの3人に1人が運動による胸の圧痛を報告。10人中 9人がスポーツブラを着用していたというのに……。効果があるのは間違いない。でも、スポーツブラの使用で胸が無重力状態になることはないのだ。

悲しいことに、買い替えが必要

スポーツブランドのチャンピオンによれば、ブラは6~12ヵ月ごとに買い替えるべき。それ以降はサポート力が衰えるそう。

※この記事は、アメリカ版ウィメンズヘルスから翻訳されました。

Text: Casey Gueren Translation: Ai Igamoto Photo:Getty Images