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海外でお寿司はヘルシーなランチのオプションとして人気が高い。低カロリーなうえにお腹持ちもいい。さまざまな魚から摂れる栄養も豊富。

だけど、醤油をかけすぎると思ったほどヘルシーではないことが新たな研究により明らかに。その内容をイギリス版ウィメンズヘルスからご紹介。

オーストラリアのジョージ国際保健研究所によって行われた研究で、醤油やオイスターソース、魚醤など、150種類にも上るアジア各国のソースが調査された結果、衝撃的な事実が発覚した。たった大さじ1の醤油で、1日の塩分の推奨摂取量の61パーセントを占めることになるそう。

これは塩分の許容摂取量38パーセントを満たすビッグマックよりも非常に塩分が高い! よくお寿司に付属されている魚型をした容器入りの醤油を全て使い切ってしまえば、推奨摂取量の10パーセントを消費することになる。

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この研究は、2010年から2018年の8年間に渡って行われ、オーストラリアの大手スーパーマーケット4社で販売されているソースを調査したもの。つまり、オーストラリアによる調査結果のため、イギリスで販売されている醤油の塩分含有量が全く同じとは推定できない。だけど、両国で販売される醤油の有名なメーカーはほぼ等しい。

塩分過多になるからと醤油断ちする前に注目すべき点は、商品によって塩分の含有量が違うこと。オーストラリア心臓財団の管理栄養士シアン・アームストロングが言うには、中には塩分含有量が2倍の醤油もあるとのこと。つまり、製造業者が減塩タイプの醤油を製造することは可能。

「炒め物は素早く作れてヘルシーで人気だが、使っているソースの塩分量を多くの人が把握していない」とアームストロングは指摘する。

塩分の取りすぎは高血圧の原因となり、脳卒中や心臓病、腎臓病のリスクを上昇させるにすぎないとアームストロングは続けて忠告している。

これからは減塩醤油を選ぶようにしよう!

※この記事は、UK版ウィメンズヘルスから翻訳されました。

Text:Catriona Harvey-Jenner Translation:Yukie Kawabata Photo:Getty Images