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忙しい現代人にとって、ペースを変えるのはあらゆるシーンで難しいことかもしれない。けれど春の訪れも感じる今日この頃、冬の間さぼり気味だったワークアウトをそろそろ切り替えたいという人もいるのでは。そんな人におすすめしたいのは、スローなワークアウト。だけどヨガなどのスローな動きでボディーメイクや体形改造は本当にできるのもの? そんな疑問について、オーストラリア版ウィメンズヘルスが解き明かす!

人は体の仕組みとして警戒態勢に入ると呼吸が浅くなり、脳と体へ送られるはずの酸素が不足してしまう。酸素は体のエネルギーであり、脂肪を燃やすのにも不可欠。そのため、深い呼吸に集中するスローなエクササイズは体にエネルギーをくれるだけではなく、ダイエットにも役立つ。

過剰なストレスは、健康にさまざまな悪影響を与え、高血圧につながりかねない。オーバートレーニングも過剰なストレスの原因のひとつだ。だからこそ、ストレッチやヨガを単なるリラクゼーションというよりも、むしろ即効性のある“健康促進エクササイズ”と捉えるべきだという意見もある。

スローなエクササイズは簡単で、汗が出ないと思われているけれど、それは大きな間違い。一定のポジションをキープすると、ありとあらゆる筋肉と呼吸への意識が本能的に高まる。「いすのポーズ」など、じっとしているのは間違いなく苦しいけれど、鼓動は加速し、鼻の下に汗がにじむのを感じることすらあるかもしれない。

低強度定常エクササイズ(LISS)で大事なのは、回数を重ねることではなく、終始一定のペースを保って心拍数を脂肪燃焼に最適な状態まで上げること。エクササイズ時間は30分以上が理想といわれている。このワークアウトには非常に高い集中力が必要なので、ストレスフルな仕事や家庭、日常生活のことを考えずにいられるというメリットも。

 
※この記事は、オーストリア版ウィメンズヘルスから翻訳されました。

Text: Lizzie BlandTranslation: Ai Igamoto Photo: Getty Images

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Nana Fukasawa
ウィメンズヘルス・エディター

2018年に「ウィメンズへルス」編集部にジョイン。アシスタントを経て、エディターとして美容、フード、ダイエットなどの記事を担当。流行りそうなヘルシーキーワードをいち早くキャッチすることを心がけている。CBDや筋膜リリース、アーユルヴェーダ、植物療法を学ぶ、自他共に認める“セルフケア マニア”。2023年初めてのハーフマラソンに挑戦。