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痛みなくして得るものなし……じゃないの?

スターバックスのジンジャーブレッドラテとデパートのクリスマス広告の季節がやってきた。パーティーシーズンに突入した今、あなたは毎日自分に問いかける。「いつジムをスキップするべき? それとも体を引きずってでも行くべき?」

安いワインを威勢よく空ける職場の臨時飲み会のせいでジムを休み、それを埋め合わせようと週の後半になってスピンクラスの予約を入れすぎる。

でも実は、ジムを休んだ方がいいこともある。ワークアウトだけでなく、恐らくあなたの体にもダメージを与える大きな要因が2つあるからだ。どちらも、ほろ酔いの平日からくる一般的な副作用。

これまでの研究によると、睡眠不足と水分不足には注意が必要。

睡眠不足は間違いなく命取り。冬の短い日照時間は睡眠リズムを変えるので、不眠や疲労を抱えやすくなる。クリスマスパーティーで急に夜更かしが増えるまでもない。

英国Sleep Councilの専門家は、暖かい羽毛布団に頼るのも事を悪化させると言う。最もよく眠れるベッドルームの室温は、15~19℃であることが証明されている。

水分不足も同様に致命的。夏の問題だと思われがちだけれど、冬の水分補給はさらに重要だと言っていい。

「寒い季節には、体が喉の渇きにあまり効率的に反応しない。気温の低さによって利尿が進み、排尿回数が増えることでより多くの水分を失ってしまう人もいる」 と語るのは、米国コネチカット大学で運動生理学助教授を務めるエレイン・チョン=ヒー・リー博士。「複数の研究結果が、水分不足状態での運動は免疫システムの細胞を弱め、コルチゾールの生成量を増やすことを示している。これが体本来の防御プロセスをさらに抑制してしまう」

それゆえ、エクササイズによる疲れを感じたり、風邪を引いたりして、ジムを完全に休む結果になりやすい。運動科学者のマット・ロヴェルは、誰もが一日2リットルの水を飲み、ワークアウト前にはさらに1/4リットルほど飲むべきだとする。「ひとつかみの塩をスカッシュに入れれば、糖分とナトリウムを素早く補給できる」

※この記事は、UK版ウィメンズヘルスから翻訳されました。

Text: Beth Gibbons Translation: Ai Igamoto Photo:Getty Images