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体には正しい種類の食べ物が必要。寝る前に食べるべき物とは?

あなたの体が交感神経優位 (闘争か逃走か) から副交感神経優位 (修復と回復) の状態へと移るのは睡眠中。あなたが休んでいる間にも、体内の細胞は自分を複製しては置き換え、食べ物を消化し、夢を見て、その日の記憶と思考を定着させるべく働いている。これに必要なエネルギーに充てられるのはその日中 “と” 夜に食べた物。

特に大きな影響を与えるのは寝る前の食事。仮に、最後に食べた物がチョコレートとアイスクリームだとすると、糖質があっという間に血中に吸収され、そのエネルギーがすぐに使われなければ普通は脂肪として体内に貯蓄される。つまり、これから踊りに行くという場合を除いて、その時間のアルコールや砂糖 (どちらも即効性のエネルギー) がうまく利用されることはない。

もうすぐ寝るのに食べるなら、精製炭水化物や糖質の低いものに限ること。これらは栄養価のないエネルギー源で、新たに生成される細胞の構成要素にはならない。体はタンパク質でできており、すべての細胞には脂質の層がある。いつも深夜に食べたくなる、中毒性のある恐ろしい砂糖の甘みよりも、良質なタンパク質と脂質を豊富に含む食事を取る方がよっぽど健康的。ココナッツオイル、牧草で育ったオーガニックの肉類、卵、アボカド、バターといったヘルシーな脂質には、睡眠ホルモンの生成に不可欠な構成要素を供給するだけでなく、サラダや野菜から摂った炭水化物の消化を遅らせる働きもある。

これで睡眠の質も向上する。就寝前に大量の糖分を摂取すると、体がまずそれを燃やそうとし、その結果血糖値が急降下する。これが睡眠を妨げるホルモンの活動を促進する。睡眠中の血糖値を安定させるために、消化に時間のかかる加工されていない自然食品を食べるのを心がけよう。

https://www.womenshealth.com.au/skipping-dinner-to-lose-weight

Text: Tim Robards Translation: Ai Igamoto Photo:Getty Images