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肌に合ったファンデーションを見つけるのは、出会い系サイトで相手を見つけるより難しいかも? 暖色、寒色、ニュートラル、どのトーンがいいんだろう? アラバスター色とアイボリー色の違いは? こんな心配だけでなく、ファンデーションは肌の質感やタイプに合わせて選ばなければならない。間違った買い物をしてしまう可能性はいくらでもある。

じゃあ、ファンデーションが肌に合っていないことに気付くにはどうすればいいの?

「すごくナチュラルに見えるのに、肌トラブルがしっかり解決されている状態が理想のメイクアップ」 だと言うのは、ニューヨーク市The Pierre HotelのSHARAメイクアップスタジオを経営するメイクアップアーティストのシャーラ・ストランド。彼女と一緒に、最もよくあるファンデーションの過ちとその対策をチェックしよう。

ファンデーションが見える

過ち: 間違ったファンデーションを使っているのが最も明白なのは色が合っていないとき。ストランドにしてみれば、ファンデーションが肌に乗っているのが目に見えるならすでに問題。「もし誰かに “あ、そのファンデいいね” と言われたら、それは間違ったファンデーション。正しいファンデーションとは発見不可能なもの」

対策: 正しい色合い (明るめ、暗め、中間) を見つけたら、自分の肌のベース色をチェックすること。あなたの肌印象は黄色っぽい? それともピンクっぽい? ピンクっぽいなら “寒色系” を、どちらかというと黄色っぽいなら “暖色系” を選んでみて。分からなければ手の甲で暖色と寒色の両方を試してみて、どちらがより肌の色に調和するか確認しよう。

吹き出物ができている

過ち: 新しいファンデーションに切り替えたり、いつもより厚めに塗ったりした後に吹き出物ができやすいのは問題。「たぶん化学物質がたくさん入ったものを使っている」 というのがストランドの見解。「肌に悪い上にあまりナチュラルに見えない、大袈裟な配合のものがたくさん出ているのよね」

対策: 吹き出物ができている肌にストランドが勧めるのは、敏感肌に優しい傾向のある天然成分やミネラル配合のファンデーション。下地もミネラルベースにすることを考えてみて。「下地は肌とファンデーションの間に入って、肌を守るものだからね」

ファンデーションが崩れる

過ち: 毎朝すごく時間をかけてファンデーションを塗っているのに、ランチタイムまでに完全に崩れてる。これはおそらく、オイリー肌に適したファンデーションを使っていないから。ストランドによれば、「程度に関わらず、オイリー肌は夏の間にもっと油を分泌する」。だから秋や冬には平気なファンデーションも、夏には夏用に切り替える必要がある。

対策: ストランドの提案は、「パウダーみたいに馴染むファンデーションを選ぶ」 こと。リキッドなのにパウダーみたいな仕上がりになるものを選ぼう。シリカ配合の下地を使い、ファンデーションを塗ったらパウダーで抑えることで、余分な皮脂を吸い取る努力を。

粉っぽい肌になっている

過ち: ストランドいわく、ファンデーションが入り込み、小じわを目立たせているのはファンデーションの配合の問題なんだそう。「肌の老化が気になるなら、水分不足を際立たせるものは使わないで」

対策: 粉っぽい肌を防ぐには、保湿成分とヒアルロン酸を配合したものを使うこと。ファンデーションの代わりに、薄く色の付いた保湿液やBBクリームの使用を検討してみよう。保湿力を強化すれば、肌年齢を高く見せる粉っぽさを防ぐことができる。しっかりカバーしたいなら、保湿性ヒアルロン酸配合のものを探してみて。「肌を若く見せるのにヒアルロン酸は欠かせないわ」

毛穴が目立っている

過ち: ファンデーションを塗ると肌に突然穴が開いたかのように毛穴が目立つ場合、間違っているのは日頃の角質ケアの習慣ではなくファンデーション。「厚く重いファンデーションは毛穴に詰まるから、軽めの質感のものを選ぶ」 のがストランドからのアドバイス。

対策: より軽く透けた感じのファンデーションを選ぶことに加えて、使用中の下地または下地自体が足りていない可能性も無視できないそう。「下地を付けていない人はすぐ分かる。ファンデーションを塗る前に毛穴を埋める何かが必要」。滑らかな仕上がりのミネラル配合の下地を使えば、毛穴が小さく目立たなくなる。

※この記事は当初、アメリカ版「ウィメンズヘルス」に掲載されました。

※この記事は、オーストラリア版ウィメンズヘルスから翻訳されました。

Text: Macaela Mackenzie Translation: Ai Igamoto Photo:Getty Images