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病気になったらエクササイズをしない方がいいのか……この質問にはシンプルな答えがない。それは今、罹っているのがどんな病気なのか、どのくらい体調が悪いのか、体のどこに影響が出ているのかによるとされる。

冬が近づけば何が起きるかは予想がつく。ティッシュの売上が伸び、同僚が一人ずつ風邪に倒れてオフィスが閑散とし、男友達の少なくとも一人は恐ろしいインフルエンザの犠牲になる。ちょっと具合が悪くて、ワークアウトを続けるべきか分からないなら、まずは自分に 「実際どのくらい調子悪いの?」 と聞いてみよう。オーストラリア版ウィメンズヘルスがこれからの季節に問う、体調が悪い時のエクササイズの是非。体調をキープするための食習慣も必読!

季節性の風邪? それともインフルエンザに襲われた?

インフルエンザに罹ったことがある人なら誰でも、それが鼻水や喉の痛み以上の問題であることを知っている。インフルエンザには、長引いたり突発性の痛み、発熱、エネルギー不足、どうしようもないほどの眠気がつきものといわれている。

インフルエンザに倒れたのなら、その時点で免疫システムがフル稼働し、ウイルスを撃退しようとする。例えば、熱が出るのは体が感染源を取り除こうとしているから。その上、エクササイズでもしようものなら、体にますます負担をかけることになるので、体を休ませるのが間違いなくベストな選択。

その一方で普通の風邪は、単なる鼻詰まりや喉の痛み、時にはなんとなく “気分が優れない” だけのこともある。この場合は、ワークアウトがこなせるかもしれない(*1)。風邪はひいているけれど、体はまだ動かせると思うならそうしてもいいのかも。でも、無理は禁物。ランニングをウオーキングに変えたり、ブートキャンプをヨガに変えたりすること。自分を追い込んで燃え尽きるより、強度を下げて体を回復させる方がいい。

*オーストラリア版ウィメンズヘルスの見解です。自己診断せずに、医療機関や医師と相談することをおすすめします。

やさしいワークアウトができそうなとき

「首ルール」に従うという人も。症状が首より上(鼻をすする、鼻詰まり、鼻水など)なら、ワークアウトしても大丈夫というもの(*2)。でも、目まいや息切れ、普段以上の疲れを感じたら、すぐにストップしよう。

*2……あくまでも個人の意見です。迷う時は医療機関や医師に相談する、無理をしないなどをおすすめします。

休むのが一番のとき

熱っぽいとき、体に痛みがあるとき、胸が苦しいときは休むのがベスト。ワークアウトプランに徹しようと無理をするよりも、ワークアウトを控えて体を回復させる方が賢明。

しっかりした食事が免疫力を強くする

免疫システムの70~90パーセントは小腸にあるって知ってた? だから、食べる物は免疫力に大きなインパクトを与える。

人間の消化器系は、気分から免疫力まで、あらゆることに影響を及ぼす。腸内の悪玉菌を過剰に増やしてしまう精製糖を避けることで腸を健康な状態に保ち、ザワークラウトやキムチ、コンブチャといった食品で消化システムと免疫システムを支えよう。

できればニンニクとウコンを両方摂り入れ、新鮮なフルーツと野菜をたっぷり含んだバランスのよい食事を。葉物野菜はもちろんのこと、アボカドやココナッツ、そしてエキストラバージンオリーブオイルからの良質な脂肪、シードとナッツも摂取して。

柑橘系のフルーツ、ベリー類、冬に旬を迎えるブロッコリー、カリフラワー、ケール、芽キャベツなどアブラナ科の野菜といった、ビタミンCが豊富な食材も大切。体のニーズをサポートし、風邪とインフルエンザを回避するのを助けてくれる。

※この記事は、オーストラリア版ウィメンズヘルスから翻訳されました。

Text: Sam Wood Translation: Ai Igamoto Photo:Getty Images