夏休みの計画をまだしていない!シルバーウィークが待ちきれない!そんなあなたにご紹介したいのが、初心者向け体験コースにも資格のアップグレードにもおすすめの東南アジアのダイビングスポット。夢の水中散歩だけでなく、大自然を身近に感じながら本格的なヨガが出来るのも東南アジアならではの魅力。アクティブとリラックスをバランスよく取り入れたスポ旅を計画しよう!
1.インドネシア: アナンバス諸島
By NAUTICA DIVING
南シナ海に浮かぶアナンバス諸島は多種多様な海洋生物の宝庫であり、沈船ダイビングでも有名。ここを訪れるおすすめのルート、それはシンガポール発着のダイビングクルーズ。宿泊キャビンと食事付きの大型ダイビングボートに夜乗り込み、食事をしながら多国籍の友人を作って翌朝起きれば、そこはもうアナンバス諸島。1.5日潜って3日目の夜にはシンガポールに帰国。運が良ければイルカの群れが戯れに来ることも。1回の休暇で2ヵ国楽しめちゃう贅沢プラン。翌日はシンガポールのヨガスタジオでリフレッシュなんていかが?
By NAUTICA DIVING
このダイビングクルーズの予約には『ナウティカ・ダイビング』がおすすめ。残念ながら日本人インストラクターは不在だけど、とてもフレンドリーなスタッフなのでカジュアルな英語でOK。アナンバス諸島のダイビングシーズンは11月まで。インドネシアの他のロケーションやマレーシアへのクルーズも実施している。
2.インドネシア: ウェー島
インドネシアの最西、スマトラ北部に位置するウェー島は日本での認知度もまだまだ低いマイナーアイランド。でも一押ししたいその理由、それはまずこの小さな島のダイビングスポットには、マンタやイトマキエイなどの大物から珍しいマクロ生物までが生息していること。さらにコンディションも多様性に富み、初心者からベテランまで十分に楽しませてくれる。おすすめは島で最大のリゾート・レストラン併設型ダイブショップ『ルンバルンバ・ダイビング』。11月までが乾季とされるが雨季にも晴れ間はあり、ダイビングは一年中楽しめる。
By THE FLYING ELEPHANT
さらにウェー島にはなんと日本人のヨガインストラクターがいる。Tomomiさんは、スマトラで最初のヨガスタジオ『フライング・エレファント・ヨガ』をオープンし、世界各国からのヨギーを受け入れている。クラスが多国籍の場合は英語となるが、プライベートクラスを申し込めばもちろん日本語でOK。多様な日本茶、島一番のコーヒー、ハマスやバゲットが楽しめるカフェも併設している。また、ご主人はダイブショップ『バブル・アディクト』を経営。Tomomiさんはダイビングの説明を日本語でサポートするだけでなく、宿の相談にも乗ってくれるそう。これはとても心強い! ジャングルと海に囲まれた大自然の中で自分と向き合う時間を作ってみては?
3.フィリピン: マラパスクア島
セブ島から7キロほど北にあるマラパスクア島は、世界でも希少なオナガザメの住処として有名。初心者でも滞在日数に余裕さえあれば、体験コースから始めてオナガザメが出没する30mの深さまで潜れるダイバーになることも可能なので是非チャレンジしてみて!雨季やモンスーンの季節はあるものの、ダイビングは一年中楽しめる。海中の視界が最も良いのは9月までで、島も比較的静か。
この島のもう一つの魅力はその夕日。マラパスクア島は歩いて一時間もあれば一周出来てしまうほど小さな島なので、対岸に行けば朝日を拝むことも可能。ビーチ沿いにはクオリティの高いダイブショップが並ぶけれど、ヨガも組み込みたい場合はヨガスタジオ併設のダイブショップ『ブエナヴィダ・リゾート&スパ』を検討してみよう。また、絶対日本語派の方には日本人が経営する『ブルーヘブン』がおすすめ。
4.タイ: タオ島
By BIG BLUE DIVING
この時期のタイはインド洋側が雨季、太平洋側が乾季。おすすめはインストラクターはもちろんのこと、予約、教材から魚図鑑まですべて日本語対応可の『ビッグブルーダイビング』。太平洋側ではまさに今がシーズン真っ只中のタオ島、インド洋側ではカオラックに拠点がある。タイの島々の中でもかなり賑やかで、インド洋側に比べてダイビングコストが比較的低いのも魅力。
日本での知名度が高まりつつあるタオ島には数々のヨガスタジオがある。ヨガとのコンビネーションを求めるなら、タオ島のトリップアドバイザー(ボートツアー・ウォータースポーツ分野)で2014年から連続して1位を獲得している『オーシャンサウンド・ダイブ&ヨガ』をチェックしてみて。
5.マレーシア: パーヘンティアン島
東南アジアダイビングを語るにおいて欠かせないのがマレーシアのパーヘンティアン島。大きい島ベサールと小さい島クチルから成り、どちらでも10月末頃までダイビングが楽しめる。ベサールは静けさを求めるファミリーやカップル向け、クチルはバックパッカーの若者が多く賑やかだと言われている。
パーヘンティアンといえばウミガメ。多くのダイブショップが保護活動を行っており、中にはカメの産卵をサポートする施設やボランティアスタッフを抱えるところも。日本語が話せるインストラクターがいるのは『フロラベイ・ダイバーズ』。絶対ヨガもやりたい!という方は『ブブ・リゾート』を検討してみよう。ビーチでのサンライズヨガが願いを叶えてくれる。
東南アジアは英語を母国語としない人にも優しい。ちょっと勇気を出して一歩踏み出せばそこは常夏の楽園。島を散策し現地の人々と交流すると、日本に負けないホスピタリティに心も体も元気になれるはず。自分だけのお気に入りスポットを見つけてみて!
Text: Ai Igamoto