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あの奇跡的なポーズの数々を実際に目にすれば、ヨガで体が柔らかくなるのは明らか。でも、古くから伝わるヨガのメリットは、身体的なものだけではない。科学的に証明されたヨガのメリットをいくつか厳選してみた。

バランス感覚と柔軟性が向上する

ヨガによって、バランス感覚と柔軟性が高まると同時に、それを必要とする運動のパフォーマンスも向上することを多数の研究が裏付けているらしい。

筋力がつく

ダウンドッグのポーズを数秒間やってみれば、ヨガにどれだけの筋力が必要かは分かるけど、実際に数々の研究が、数回のヨガで筋力がつくことを証明している。ある研究では、79名の成人が、24週間にわたり一連の基礎的なポーズを週6日練習した。すると、参加者の上半身の筋力と耐久性が著しく向上し、女性グループには体重の減少と体脂肪率が低下したそう。

睡眠の質が改善する

なかなか眠れないなら、普段からヨガで体を伸ばしてみよう。ヨガをする人は眠りに落ちるのが早く、睡眠時間が長く、起きた時の休めた感が高いことを明らかにした研究があるみたい。

腰痛を治す

2005年の実験によって、慢性的な腰痛の治療には、他のエクササイズやセルフケアの指南書よりもヨガの方が効果的で、その効果は実験後も数ヶ月持続することを発見したそう。

炎症と戦う

体内の慢性炎症は様々な病気に関連しており、心臓病、糖尿病、がんはほんの数例に過ぎない。心身セラピーが免疫システムにもたらす影響を調べた2014年のメタ分析の結果、ヨガによって炎症性の腫瘍が減ることが分かったそう。この事実は、乳がん患者と元乳がん患者を対象とした小規模の研究でも証明されている。

不安神経症とうつ病を改善する

心の病と戦うのに日常的なエクササイズが役立つことは広く知られているけれど、いくつかの小規模の研究が、ヨガがストレス、不安神経症、心的外傷後ストレス障害、うつ病を改善することを明らかにしているみたい。専門家たちは、ヨガが自分で自分を癒すための手段となり、心拍数と血圧を下げ、呼吸を落ち着かせるため、ストレス反応が緩和されると考えている。研究チームは、ヨガによってストレスホルモンであるコルチゾールの分泌が減ることも指摘しているみたい。

昇進につながる

キャリアアップしたくて仕方ないなら、ヨガを始めるべきかも。1日たった25分のストレッチとマインドフルネスで、目的に沿った行動が取れるようになり、脳機能と活力が向上することを新たな研究が明らかにしたみたい。

生理痛が和らぐ

生理痛には胎児のポーズが一番おすすめ。でも、レパートリーを増やせば痛みが大幅に改善するかも。ある研究では、週に一度のヨガレッスンを3ヵ月続けた女性グループに、ヨガをしなかったグループに比べて著しい生理痛の緩和が見られたみたい。

※この記事はオーストラリア版ウィメンズヘルスから翻訳されました。

Text: Lauren Williamson Translation: Ai Igamoto Photo: Getty Images

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Nana Fukasawa
ウィメンズヘルス・エディター

2018年に「ウィメンズへルス」編集部にジョイン。アシスタントを経て、エディターとして美容、フード、ダイエットなどの記事を担当。流行りそうなヘルシーキーワードをいち早くキャッチすることを心がけている。CBDや筋膜リリース、アーユルヴェーダ、植物療法を学ぶ、自他共に認める“セルフケア マニア”。2023年初めてのハーフマラソンに挑戦。