ヨガの驚くべきメンタルヘルス効果

13 September 2017

ヨガの驚くべきメンタルヘルス効果

アメリカの新たな研究が、週2回のヨガがうつの症状を大幅に和らげることを明らかにしたそう。その内容をオーストラリア版「ウィメンズヘルス」からご紹介。

2017年の米国心理学会コンベンションで発表されたこの実験は、ビクラムヨガに参加した25~45歳の52名の女性を対象に行ったもの。

ちょうど過半数の女性には、8週間にわたって週2回のビクラムヨガを行うよう指示が与えられた一方で、対照群であるもう半分の女性たちにはヨガは順番待ちであることが告げられた。

すべての参加者のうつレベルは1週目に入る前、3週目、6週目に計測された。8週間後、対照群の女性に比べて、ヨガを行った女性のうつ症状が大幅に改善されていた。

マサチューセッツ総合病院のマレン・ニエール博士とマヤ・ナウファル博士も類似した研究結果をもち、上記実験結果を支持する。2人の研究は、29名の成人が週2回のビクラムヨガクラスに8週間参加したところ、うつ症状の緩和に加えて、身体機能、楽観性、そして生活品質の向上が見られたというもの。

エマール博士は、「ヨガレッスンを受ければ受けるほど、実験終了時点でのうつ症状が低いことが分かった」と補足している。

サンフランシスコ退役軍人医療センターのリンジー・ホプキンズ博士は、総合的な健康を促進するためにハタヨガ (呼吸法など身体的、精神的、スピリチュアルなエクササイズ) が持つ抗うつ効果に注目。

ここでは、23名の男性退役軍人が8週間に週2回のヨガを行った。その結果、実験開始前に高いうつレベルを示していた参加者の2ヶ月後のうつレベルに劇的な減少が見られた。

オランダの総合精神医学センターのニーナ・ヴォルバー理学博士は、ヨガが慢性的または治療効果のないうつ病に有用であることを突き止めた。

彼女の調査の対象となった12名の慢性うつ病患者は、9週間にわたって週1回2.5時間のヨガクラスに参加。対象者のうつ症状は実験中に緩和を見せたが、興味深いことに、この効果は実験終了から4ヶ月経っても継続していた。 

ヴォルバー博士の別の研究では、軽度のうつ病を抱える74名の大学生が対象となった。学生は2つのグループに分けられ、インストラクター付きのヨガかリラクゼーションのどちらかを30分間行い、その後8日間、全員が自宅で15分のヨガレッスンビデオを観た。 

その結果、すべての学生に軽度のうつ病の改善が見られたが、ストレス、不安、うつ症状に劇的な低下が見られたのは、リラクゼーションではなくヨガを行った学生だった。

ヨガがうつ病の管理に役立つのは間違いなさそうだが、さらなる研究が必要。ホプキンズ博士も、「現時点では、ヨガは (単体でというよりも)資格を持ったセラピストによる標準的な治療と併用されるのが恐らく最も効果的であるという助言に留まる」としている。

 

https://www.womenshealth.com.au/research-reveals-the-impressive-mental-health-benefits-of-your-yoga-sesh

Text: Tori Ottley Translation: Ai Igamoto Photo:Getty Images

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