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「アクティブレスト(活動的な休息)」とは、外で忙しく動き回りながらも、心身を穏やかにするという新しいコンセプト。アメリカ版ウィメンズヘルスからおすすめのアクティブレストの方法をご紹介。

そもそも、静かな場所で落ち着くことだけがリラクゼーションとは限らない。米マーシー医療センター付属予防研究センターのキャシー・ヘルザウアー医学博士によると、「ひとつのタスクに集中し、呼んでもいないのに心をかき乱す思考をブロックすれば、リラックス効果が得られる」

ストレス緩和プログラム「Stop and Breathe」設立者のスーザン・ギンズバーグいわく、「アクティブレスト」における目的は、ひとつの作業に集中すること。

心身への負担は少ないけれど、細心の注意を必要とするようなシンプルなタスクを探してみよう。のんびりとしたサイクリングは、ペダルを漕ぎ、ハンドルを切り、道路に目をやるのに、それなりの集中力を要するので理想的なアクティブレスト。同様にマニキュアも、手を固定し、規則正しい筆遣いで塗らなければならないし、編み物や絵画などの趣味にも、リズミカルな動きとパターンが求められる。

メリッサ・マクリーリー博士によれば、その時の自分の活力レベルに合ったタスクを選ぶのがコツ。体が落ち着かないときは、静かな自然の中を歩いてみよう。体は疲れているけれど心が落ち着かないときは、読書に没頭するといい。そわそわすると、いつも食べ物に手が伸びてしまう人は、手と思考をクロスワードパズルに集中させて。

要するに、自分に合った方法でアクティブに心身をリラックスさせるのがポイント。無理やり体を休ませようとしても上手くいかない。「休みが必要だな」「疲れたな」と感じたら、寝るばかりでなくこんなリフレッシュ法も試してみては?


※この記事は、アメリカ版ウィメンズヘルスから翻訳されました。



Text: Krissy Brady  Translation: Ai Igamoto Photo: Getty Images

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Nana Fukasawa
ウィメンズヘルス・エディター

2018年に「ウィメンズへルス」編集部にジョイン。アシスタントを経て、エディターとして美容、フード、ダイエットなどの記事を担当。流行りそうなヘルシーキーワードをいち早くキャッチすることを心がけている。CBDや筋膜リリース、アーユルヴェーダ、植物療法を学ぶ、自他共に認める“セルフケア マニア”。2023年初めてのハーフマラソンに挑戦。