最近話題の「リカレント教育」って何!? “学び”が生き方を変えるかも……!

06 January 2019

最近話題の「リカレント教育」って何!? “学び”が生き方を変えるかも……!

最近耳にすることが増えた『リカレント教育』という言葉。あなたは意味を把握しているだろうか。簡単に言うと、社会人になってから学校などで学び直すことを意味している。かつてのMBA取得ブームや留学、遊学ブームと違いはあるのだろうか? また、健康寿命も延び、人生100年時代を迎える今、ウィメンズヘルス世代はこれからまだまだキャリアを自由に変え、充実した選択が出来る年代とも言える。そこで、女性のキャリアビルドに詳しいWaris共同代表の田中美和さんにリカレント教育についてお話を伺った。

田中美和さん

株式会社Waris共同代表 田中美和さん

1978年生まれ。慶應義塾大学法学部政治学科卒業後、2001年に日経ホーム出版社(現・日経BP社)入社。編集記者として雑誌『日経ウーマン』を担当。取材・調査を通じて接してきた働く女性の声はのべ3万人以上。女性が生き生き働き続けるためのサポートを行うべく2012年退職。フリーランスのライター・キャリアカウンセラーとしての活動を経て、2013年多様な生き方・働き方を実現する人材エージェント株式会社Warisを創業し共同代表に。フリーランス女性と企業とのマッチングや離職女性の再就職支援に取り組む。フリーランス・複業・女性のキャリア・ダイバーシティ等をテーマに講演・執筆も。著書に『普通の会社員がフリーランスで稼ぐ』( ディスカヴァー・トゥエンティワン)。一般社団法人プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会理事。国家資格キャリアコンサルタント。2018年に出産し、1児の母。ブランクがあっても再就職したい方を応援! JAL×Waris『ワークアゲインプログラム』参加者募集中! 説明会を2019年2/7、2/8に開催。https://workagain.waris.jp/2019-jal


人生100年時代だからこそ、「社会に出てからの学び」が重要に

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「今、日本人女性の寿命はなんと87.26歳。90歳に手が届く勢いです。人生100年時代と言われていますが、リアルにそんな時代になってきました。人生100年ともなると、定年の概念も変わってきます。70代、80代でも自分らしく生き生きと過ごし、仕事をしてというのが珍しくなくなるはずです」と言うのは、女性の働き方と学びに詳しいキャリアコンサルタントの田中美和さんだ。

「でも現代は、時代の流れがとても早い。10年前の技術や常識も新しいものに入れ替わっていることも少なくありません。スキルや意識や知識もアップデートし続けることが求められてしまう、そんな時代でもあります。

だからこそ、アップデートのための学びや生きがいが持てる“学びの大切さ”が語られはじめてきたのです。政府もリカレント教育には力を入れていて、教育訓練給付金の支給対象講座もあります」

田中さん自身も、学びとともに仕事のスタイルを変え、キャリアに生かしている一人でもある。大学卒業後は、大手経済系出版社で女性向け情報誌の編集者として10年勤務し、その間、キャリアコンサルタントの資格などを取得。フリーのライターやキャリアカウンセラーとして活躍後、同じ考えを持つ仲間と起業をしたと言う。


学びは難しくない! 離職のサポートも増えている

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「でも、改めて学びたいなんて、意識高い系のバリキャリだけなのでは……」と思っている人もいるかもしれない。確かに、90年代以降に急増したMBA取得などの資格ブームは、そういう印象が強かったかもしれない。しかしリカレント教育は、単なるキャリアアップだけでなく、妊娠・出産などで離職中の女性への支援にも力を入れているという。

「女性の場合、妊娠・出産で仕事を離れる女性たちはまだまだ少なくありません。子育てが落ち着き、仕事を探そうと思っても業務内容が進化していて、その情報をキャッチアップしたり、必要なスキルがアップデート出来ないために思った企業に就職出来ない、再就職に自信が持てないという声をよく耳にします。そういった離職している女性たちのスキルをアップデートするような学びの場も増えています」と、田中さん。

具体的な例でいえば、明治大学で2015年からスタートしている「女性のためのスマートキャリアプログラム」という女性向けビジネス講座は、社会人対象で文部科学省の「履修証明制度」も利用できるという。

 

新たなるキャリアを積みたいという人もいるが、離職中で就職を考えている人の受講希望も多いそうだ。“学び”というと敷居が高く、自分とは関係ないことと考えてしまうかもしれないが、実は、あなたの人生を広げる大きな“きっかけ”かもしれない。2019年が始まった時だからこそ、自分たちができる“学び=リカレント教育”について考えてみるといいかもしれない。

Photo:Getty Images Text:Manabi Ito

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