あなたの白髪はこれが原因かも

白いものがチラホラ。気になる白髪は遺伝以外の原因も。髪の毛が全部白くなってしまう前に、生活習慣を少し改善してみては？その内容をUK版「ウィメンズヘルス」からご紹介。

白髪は20代や30代の女性にはあまり一般的ではないので、もし白髪を見つけてしまったら驚くのも無理はない。

でも、残念ながら、若年性の白髪は起きることもあり、それにはいくつかの要因がある。

まずは、白髪の基本的なことから。白髪は、毛胞のメラニン色素の欠如によるものだとマウント・シナイ・アイカーン医科大学、臨床皮膚科の助教授ゲイリー・ゴールデンバーグは話す。白髪の毛胞には正常なメラノサイトもあるが、時間が経ちうまく働かなくなるようになり、色素が作られなくなるため髪が白や銀になってしまう。大体50歳では50％の人が白髪だという。

でも、50歳ではなくもっと若い人で白髪になる場合は遺伝が大きくかかわる、というのがニューヨークの認定内科医、ジョシュアー・ザイクナーMD。「もし、自分の母親が若い時から白髪が多かったのなら、あなたがそうなる確率は高い」と言う。そして、もちろんこれに関してはどうすることもできない。

でも、遺伝以外ではどういったことが白髪の原因になるのか。

ビタミンB12が足りていない

ビタミンB12 の不足は白髪と関係しているそう。ただ、専門家によると、ビタミンB群が髪の毛の生育に大切だという以外に要因についてはあまり解明できていないという。ビタミンB12のサプリメントは助けになるかもしれないが、もし新しいサプリメントを飲み始める前にはまず医者に相談してみて。

タバコを吸う習慣がある

喫煙は若年性の白髪と関係があると言われている。「これはおそらく、タバコを吸うことによって栄養素が不足することや、それ以外の悪い健康習慣によるものが要因と推測されている」とゴールデンバーグ氏。「また、タバコを吸うことで増える、酸素のフリーラジカルが毛胞にダメージを与えて、若い年齢から白髪になってしまうのではないかと言われている」。つまり、タバコを辞めることは意味がありそう。

ストレスがある

もちろんこれはよく聞いているかもしれないけれど、実際に正しい。慢性的なストレスがあると若くして白髪になってしまう。「直接的な関連はないけれど、ストレスはコルチゾールのレベルを上げるので、酸素フリーラジカルが増えて、これが髪の色素を作る細胞を傷つけてしまう」とゴールデンバーグ氏は説明する。ストレスを減らすと言うのは簡単だけど、実際にやるのは難しい。それでも、髪には効果があるのは間違いない。

残念ながら、一度白くなってしまった髪を黒くすることはできないとゴールデンバーグ氏は言うが、髪の毛が全部白くなってしまう前に手を打つことはできる。上記に挙げたようなことを改善してみて。

もし生活習慣を少し変えてみてもまだ白髪が増えるようなら、選択肢は二つ。白髪を楽しむか、髪を染めるか。でも、どちらでも自信を持てば大丈夫！

※この記事は、UK版ウィメンズヘルスから翻訳されました。

Text：Korin Miller　Translation：Noriko Yanagisawa 　Photo：Getty Images