未婚女子も必見!「卵子凍結」の前に考えたい、ライフプランとは?

04 April 2019

未婚女子も必見!「卵子凍結」の前に考えたい、ライフプランとは?

卵子凍結さえしておけば、妊娠をしたいときにいつでも卵子を解凍して妊娠ができる……。「卵子凍結」についてこんなイメージを持っていた人も多いかもしれない。でも、現実は意外と厳しい。採卵する年齢、妊娠しやすい年齢には期限があるという。将来子供が欲しいかも、と考える私たちは今、何をすべきなのか。杉山産婦人科の杉山力一先生にお話を伺った。

杉山力一先生

杉山産婦人科 理事長 杉山力一先生

医学博士。1994年、東京医大を卒業。生殖医療に従事し、1999年北九州セントマザーに国内留学。体外受精の基礎を学ぶ。実家の分娩施設、杉山産婦人科に併設し、2001年に不妊治療専門の杉山レディスクリニック開院。2007年に分娩、生殖医療・内視鏡手術を行う総合施設、杉山産婦人科世田谷を開院。2011年、杉山産婦人科丸の内 開院。2018年、新宿駅からすぐの場所に「仕事をしながらでも通院できること」をコンセプトとした新宿院を誕生させる。 https://www.sugiyama.or.jp/shinjuku/

前回、卵子凍結をしても必ず妊娠できるわけではないということ、採卵する年齢によって妊娠率が低下すること、さらには、年齢制限を設けているクリニックが多いことも知った。

「卵子凍結さえすれば、将来子供が持てる」という訳ではない。

「“これをしておけば必ず子供が持てる”という方法は、残念ながらありません。卵子凍結を最後の切り札と考えずに、妊娠出産を考えているなら、ライフスタイルを見直すことも必要かもしれませんね」というのは、杉山産婦人科の理事長の杉山力一先生。

「高齢出産が増えているから」に惑わされない

高齢出産と聞くと、あなたは何歳くらいを思い浮かべるだろうか。多くの女性は、40歳ぐらいと考えるだろうか。確かに最近は40代の出産も増えているから、「もしかして45歳以上?」と考える人も多いのでは。

残念ながら、実際は35歳からが高齢出産といわれている。

「45歳で出産といったニュースが流れますが、あれは“まれなケース”だからニュースになるんです。現実は35歳以上が高齢出産で、35歳以上からは妊娠の確率も低下し始めます。みなさんが思っている以上に、速いスピードで妊娠できる確率は低下し始めるのです。もちろん、個人差があり、不妊症の治療で妊娠される方も少なくありません。しかし、それも早めに気付かれたほうが妊娠率は高くなります。今の女性は仕事を持ち、職場での責任や充実感があり、なかなか妊娠・出産という気持ちに向かえないのもわかります。しかし、将来子供を持つことを考えているなら、いつ妊娠・出産をするかをできるだけ早い時期にプランニングできるといいですね」

もちろん、相手があっての話だが、「まだまだ大丈夫」の呪文よりも「そろそろ考えないと」に切り替えることも必要。

“低用量ピル”で卵子の無駄使いを軽減!?

将来の妊娠に備えて、卵子の数や質を落とさないことも重要。年齢とともに自然と低下するのは防げなくとも、無駄に低下させないために低用量ピルを服用するのも一つの方法だと、杉山先生はいう。

「妊娠を予定していないのに毎月排卵するのは、無駄にいい卵子を排出しているということでもあります。実は低用量ピルを服用することで、その無駄遣いを抑えることも可能なんです。低用量ピルは避妊だけではなく、子宮内膜症の予防など、不妊を予防するためにもいい作用を持っているので、活用してみるのもいいですね。また、毎月の月経にももう少し関心を持つといいでしょう。いつ来たかわからない、月経サイクルが乱れていても気にならないというのでは、排卵がきちんと行われているかわかりません。過度なダイエットやストレスなどで、30代で閉経している方もいるんですよ」

今妊娠予定がなくても、まずは「自分のライフプラン」を設計することが、「卵子凍結」よりも先に考えるべきことなのかもしれない。

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Photo: Getty Images Text: Manabi Ito

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