3週間経っても、ひざをつかずに10回連続して腕立て伏せをやりきれないこともあった。前日にできていてもできないような日もあったが、これはマシューズによれば、普通のこと。「身体が日によって違うのは普通のことで、これは前日の活動に大きく左右される。この活動は運動だけでなく、一日を通じて行われるさまざまな動きのことを指す」とマシューズは話す。
「どんな種類のエクササイズでも、身体にとっては身体的なストレスをかけるということ。腕立て伏せも同じ。このストレスはよいタイプのストレスで筋繊維に小さな裂傷をおこす。十分に身体を休ませてあげることが大事で、これによって筋繊維が修復され回復することによって筋肉が順応してくる。特に腕立て伏せいつものワークアウトに入っていない新しいものであればこの回復期は大切になってくる」
しかし、回復といっても一日中ソファーでごろごろしているのがいいわけではないとマシューズは注意を促す。回復というのは、血行をよくするようななにか軽い運動や負荷が低いものをやるということ。腕立て伏せで使った、胸筋、三角筋、三頭筋などの筋肉に無理をさせない程度の軽い運動で血行をよくすることは回復と修復のプロセスにおいて必要なもの。1ヶ月続けるとたったの10回でも身体への変化は起きるので、あなたも取り入れてみては。
※この記事は、アメリカ版ウィメンズヘルスから翻訳されました。
Text:Kristen Domonell Translation:Noriko Yanagisawa Photo:Getty Images