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花嫁なら誰だって、当日を最高の状態で迎えたい。パーソナルトレーナーを付けてジムに何度も通い、炭水化物は遥か記憶のかなた。そして、ヴェールをまとった完璧な姿で写真を撮るために奮闘する。でも、婚約したその瞬間からウエディングの準備を始めても、手遅れらしい。

準備とは、“プロポーズ用の体” を作ることから始まるらしい。

イギリスのロイヤルバレエスクールでパーソナルトレーナー兼コーチを務めるトメ・レヴィは、英Metro紙に対し、プロポーズを成功させるために見た目を変えなければと思い、彼女のもとを訪れるクライアントが後を絶たないことを明かした。

「この新たな風潮は、痩せれば幸せになれるというフィットネス業界の断固とした主張に、残念ながら今でも多くの女性が悩まされているという、社会に深く根付いた不安な状況を象徴している」 と語るレヴィ。

「ダイエットが、プロポーズや結婚式を迎えるための必須条件であってはならない。心身の健康を脅かしてまで、世間が描く “完璧な花嫁” のゆがんだイメージに合わせることには何の価値もない」

彼女に言わせれば、見た目のためではなく、健康になりたいと思ってライフスタイルを変える方が、よっぽど効果的で長続きする。

「特定のイベントに向けて “準備をする” というプレッシャーは、ダイエットや過度のトレーニングといった極端な方法と密接に関連していることが多い。過去に自分の体を否定的に捉えていた人々の不安な気持ちを、呼び起こすことにもなりかねない」

「しかも、パートナーから、ダイエットしたらプロポーズするなんていう条件を突き付けられてるわけじゃないでしょう (もしそうなら彼から逃げること)。だったら、どうしてダイエットする必要があるの?」

要するに、大事な写真撮影の予定が入った時だけでなく、一年中続けられる、自分に合ったヘルシーな習慣を取り入れるべきだということ。でも、あなたがプロポーズの準備をしているかどうかにかかわらず、覚えておきたいことが一つ。

本当のパートナーは、ぽっちゃりしたお腹も含めて、あなたのすべてを愛してくれる。

※この記事は、オーストラリア版ウィメンズヘルスから翻訳されました。



Text: Lucy BodeTranslation: Ai Igamoto Photo: Getty Images

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Nana Fukasawa
ウィメンズヘルス・エディター

2018年に「ウィメンズへルス」編集部にジョイン。アシスタントを経て、エディターとして美容、フード、ダイエットなどの記事を担当。流行りそうなヘルシーキーワードをいち早くキャッチすることを心がけている。CBDや筋膜リリース、アーユルヴェーダ、植物療法を学ぶ、自他共に認める“セルフケア マニア”。2023年初めてのハーフマラソンに挑戦。