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小さな部屋の中に入ると、暗闇の中に浮かぶ、壁や床に描かれた光る文字盤。ゲームセンターの中か、もしくはテレビのバラエティ番組のセットかと思わせるこのPRAMAが今、アメリカで話題。その全貌を、フィットネススターのジュリ・エドワーズさんがリポート!

PRAMAのワークアウトは、光、音楽、スピードを交えた、サーキット系トレーニング。壁と床に描かれた文字はタッチセンシティブで、設定によって様々なタイプのワークアウトに対応するので、なんと500種類以上のトレーニングのパターンがあり、運動をあまりしない方や初心者から、アスリートやフィットネス上級者まで、それぞれのレベルにあったトレーニングが可能。

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一般的に、トレーニングは大きく分けて3つ。体を伸ばすストレッチ系、筋力を鍛えるウェイト系、そして、動きの軽快さと、機敏さを鍛えるアジリティー系。それぞれ別の働きがあるので、これらを総合的に取り入れてこそ、自分のフィットネスのパフォーマンスを上げることができるそう。

PRAMAのワークアウトはこの3つのトレーニングを全て取り入れ、短時間で効率よくトレーングできるのが特徴。

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PRAMAはまず、インストラクターが、それぞれのステーションで行うトレーニングを説明。ウェイトを使ったスクワットやランジから、床と壁の文字盤に足やボールで触れて行うスピードトレーニングまで様々。セッションが始まると、音楽が流れると同時に照明が暗くなり、蛍光に光る文字盤が浮かび上がる。サーキット式なので、ブザーがなると、次のステーションに移動し、違うトレーニングがスタート。トレッドミルや、ステーショナリーバイクなどの大きな器具も必要なく、短時間でしっかり汗がかけるし、ゲーム感覚で出来るので、とにかく楽しい!

私が体験したようなサーキットトレーニングだけではなく、グループや一対一で対抗して行う、本当にゲーム感覚でできるトレーニングまで、とにかくバラエティーに富んでいるので、お子様と一緒に楽しく運動が出来るのも人気の秘訣だそう。

驚いたのは、インストラクターが音楽や光などの部屋の中のシステムを全てApple Watchでコントロールしていたこと。指導するワークアウトのメニューもApple Watchを見ながら行うので、インストラクターが指導に集中することができ、インストラクターのクオリティーが高いと評判でした。

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PRAMAは、既に世界70箇所で展開されており、日本では渋谷のティップ・クロス TOKYO 渋谷でこのシステムが導入されているそう。PRAMAのように、テクノロジーをふんだんに利用した新しいスタイルのトレーニングシステムは、これからどんどん進化しそう。これから楽しみですね!



Text : Juri Edwards Photo : Patricia Pena

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ジュリ・エドワーズ
ヨガインストラクター、トレーナー

ハワイ在住中、サーフィンやトライアスロンなど、アクティブなライフスタイルを送りながら、ヨガやフィトネスの世界に引き込まれ、ヨガインストラクターとなる。その後、カピオラニコミュニティーカレッジにてスポーツ科学を勉強し、アメリカ医学会の認定パーソナルトレーナーの資格を得る。 ヨガだけでなく、フィットネス全般に興味があり、「一日一汗」をモットーに、フィットネスを取り入れた生活を送る。現在は、ハワイと日本を行き来しながら、ルルレモンの達人兼アンバサダーとして活動している傍ら、多方面なメディアやイベントにも出演し、ヨガの楽しさを広めている。 Instagram: @jurikooo