これなら大丈夫。運動後に食べたいおすすめおやつ
いつ、なにを、どのように食べれば体重減につながるかをチェックして！
いつ、なにを、どのように食べれば体重減につながるかをチェックして！
真剣にスリムになりたければ、多くの人が摂取カロリーを減らして、脂肪を燃やすために汗をかいているはず。でもここで気になるのは、エクササイズの後に食べたら、せっかくの効果は台なしになってしまうのかということ。答えはNO！ そんなことはないのでご安心を。
Text: Molly Triffin Translation:Noriko Yanagisawa Photo:Getty Images
おやつはムダではない
「ワークアウトの後は、身体はガソリン切れの状態」と話すのはサンディエゴ、Scripps Clinic Center for Weight Managementの栄養士、ミシャ・ビデン。エクササイズすることで身体のエネルギーを使い果たしてしまっているので、エクササイズ後の栄養補給は、エネルギー源になり、疲労を減らし、これから先に行うエクササイズのために身体を強くしてくれるそう。となると、やっぱりおやつもムダではない！
せっかく燃やしたばかりのカロリーと同じ分だけ食べていてはいけない、と思えるかもしれないけれど、汗だくのエクササイズ後に少し食べることは、全体でみると、体重の減少効果を増やすことも。
運動後のパワーアップに
その仕組みはこう。運動をすることで、身体は貯蓄してあったグリコーゲン（主要なエネルギー源）を使っていく。炭水化物を摂ることで、減った分を補給しないと、疲れ果ててしまう。疲れて眠くなると、判断力が鈍るといった経験は誰しもあるはず。
さらに、細いしなやかな筋肉をつくるのにも役立つ。「運動をすると、筋肉は細かく断絶する」とニューヨークの栄養士、シャロン・リヒターが説明。運動した直後にタンパク質をとることで、この細かい傷を修復してくれる。このようにして、筋肉は鍛えられ強くなっていくそう。体重を減らさずとも、筋肉をきれいにつけることで、姿勢がよくなり細く見える。
エクササイズ後のタンパク質補給は、筋肉量を増やすのに加え、代謝を上げる。これは、運動後もカロリーが燃え続ける効果。このおかげで、運動が終わってからもしばらくの間、カロリーをどんどん燃やしてくれる。「適量のタンパク質を摂ることで、体重減が、筋肉からではなく脂肪によるものになる」とビデン氏。
なにを食べるべきか
「食べるなら100から150キロカロリーのおやつを。できれば、10グラムの炭水化物と、10グラムのタンパク質を含むのがベスト」とイリノイのSpringfield Clinicの栄養士、アマンダ・フィッグ。炭水化物とタンパク質の組み合わせがグルコースとアミノ酸を吸収するスポンジのような役割を果たし、筋肉が減っていくのを防ぐそう。
運動をしたら15分から45分後になにかを軽く食べるようにすれば、身体はその栄養素を効率的に使える。特に、次の食事でおやつに食べた分のカロリーや炭水化物を調整する必要もない。「150キロカロリー分のおやつは、筋肉をつくってエネルギーになるボーナスと考えて」とリヒター氏。
最後に忘れてはいけないのは、おやつを食べる時は水を200ml以上飲むこと。リヒター氏は、「筋肉は80%以上が水分なので、水分がないと強くならない」と指摘。
食べるなら、エクササイズの効果を最大化してくれるこんなおやつを。
・150キロカロリー分のココアとナッツを少し（なるべく添加物を含まない砂糖の少ないチョコレートをえらんで）
・リンゴかバナナとピーナツバター大さじ2杯
・ニンジンとフムス1人分
・ギリシャヨーグルトにグラノーラと生のベリー類トッピング
・ナッツとドライフルーツ1/4カップ
・全粒粉のパンにカッテージチーズとトマトをのせて
適切なおやつでヘルシー美ボディをキープして！
