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体重が増えることは誰にでもあることだし、今すぐ体重を減らそうと必死で考える。でも、今現在の日常的な習慣が影響してことはない? 今回は「体重が増えた時に避けた方がいいこと」 をアメリカ版ウィメンズヘルスからご紹介。

1.食事を抜く

食事をスキップしても、長期的に体重が減ることはない。これまでの研究によれば、数時間おきに食べると血糖値が安定し、次の食事で体に良くないものを選ぶこともなくなる。食事のタイミング、スナックや食事の分量をあらかじめ決めておけば体にいいし、大食いも避けられるはず。

2.精神的に自分を罰する

食べてしまったことを反省しても、おなか周りの脂肪が一瞬で消えることはない。むしろ自分を不利な状況に追い込むだけ。自分を思いやる人は、行動を変えるのがうまいという研究結果が出ているそう。自分に厳しくすると、ますますつらくなって感情的に食べてしまいがちに。体重が増えたことを現段階では受け入れて、前向きな選択をすることに集中しよう。

3.新しい服を大量に買う

ダイエットには時間がかかるものなので、今までのスキニーなジーンズがしばらく穿けないかもしれない。体重の増加は一時的なものなので、当面はセール品で十分だけど、自分の見た目に自信が持てる服を数枚買うのは良い考え。気分が良ければ、体に良くない食べ物にも手が伸びにくいみたい。

4.体重計ばかり意識する

健康的に体重を減らしたければ、一貫した食生活と運動を辛抱強く続け、十分な睡眠を取り、ストレスレベルをコントロールすることが大切。一般的には、1週間で体重を0.5~1キログラム以上減らすべきではないけれど、この数字は個人と個々の体によって多少変わる。体内の水分量、時間帯、ホルモンレベルによって体重が変わることも忘れずに。1週間に一度、朝に体重を測れば、数字ではなく経過に意識を向けられるはず。

5.エクササイズをしすぎる

焦らずゆっくり着実に、一貫性のあるエクササイズを。頑張りすぎると計画が崩れてしまうこともあるので、現実的になるのがポイント。エクササイズをしすぎたがために食べすぎてしまい、もっと体重が増えることも考えられる。

6.エクササイズをやめる

体重が増えたのは、筋肉が増えたからでは? でも、ウエートを下ろす前に考えてほしい。ウエートリフティングをするとムキムキになると思っている女性もいるけれど、そうなるのはかなり難しいし、筋肉は他の組織よりも代謝が活発なので、ダイエットに役立つ。筋肉が付くと体も引き締まって見えるし、骨も強くなる。

7.流行のダイエットに飛びつく

流行の “ダイエット” における問題は、長期間続けられるように作られていないこと。あなたの目的は手っ取り早く体重を減らすことではなく、その体重を長期的に維持して、より健康な自分を手に入れることにある。流行のダイエットには、特定の食品群を除くなど食事制限が付いてくるものが多い。でも、一度そのダイエットをやめるとリバウンドしてしまう。何度も繰り返すうちに、リバウンドするのが早くなり、体重が増加しやすくなる。減らした体重を維持するには、ヘルシーな脂質、栄養価の高い炭水化物、脂肪分の少ないタンパク質をバランスよく含む、未加工の自然食品を中心に食べることが大事。

8.空腹サインを無視する

体の空腹サインと体のニーズに耳を傾けるようにすれば、食べすぎを防ぎ、必要以上に食べずとも、おなかを満たせるようになる。一晩で身に付くスキルではないけれど、少しおなかがすいた時に食べ、少しおなかがいっぱいになったところでやめるようにしていれば、そのうち習得できるもの。体の声に注意を払っていれば、どんなに豪勢な食事を出されても二度と食べすぎることはないはず。

9.食べられないもののことばかり考える

ヘルシーでパワフルな食材が目の前にあるのに、食べられない不健康な食品に気を取られているなんてエネルギーの無駄。意識的にそう考えた方が、よっぽど幸せな気分になれる。

10.諦めて、体重が増えたことを受け入れる

現実的に達成可能な小さな目標を立てることで、“自分にはできる” という気持ちを持ち続けよう。ゴールが達成できると分かれば、ヘルシーな生活習慣を維持する上でのモチベーションになる。目の前の目標に集中して、ひとつひとつポジティブに行こう!

※この記事は、アメリカ版ウィメンズヘルスから翻訳されました。



Text: Keri Glassman Translation: Ai Igamoto Photo: Getty Images

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Nana Fukasawa
ウィメンズヘルス・エディター

2018年に「ウィメンズへルス」編集部にジョイン。アシスタントを経て、エディターとして美容、フード、ダイエットなどの記事を担当。流行りそうなヘルシーキーワードをいち早くキャッチすることを心がけている。CBDや筋膜リリース、アーユルヴェーダ、植物療法を学ぶ、自他共に認める“セルフケア マニア”。2023年初めてのハーフマラソンに挑戦。