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このエクササイズならサポーターがなくてもOK

自分の思考のせいで自分の足をひっぱっていない? もし、そうならその「自己サボタージュ」があなたの限界を決めてしまっているのかも。そう話すのは、ジョディ・シールド「Life Tonic: A Modern Toolbox to Heal Your Life and Soothe Your Soul」の著者でイギリスでも有名人やセレブのクライアントが多い著名なヒーラー。

「自分で自分のことを『私はいつも自分の足を引っぱっている』、『私はすぐなまけてしまう』などと言うことでそれが現実になってしまう」。そんな人はポジティブなマインドセットから遠ざかっているかも。「有名なヒーラー」は生産性についてのアドバイスをする人としては適任ではないのでは、と思うかもしれないけれど、ジョディはよくいる「ヒーラーの教祖」とは違い、彼女自身も会社勤めで燃え尽きた経験を経て、ポジティブマインドを持てた一人だそう。

ジョディは、20代から30代のはじめまで、ビジネス・ディレクターを目指し広告業界で働いていた。だが、6年前に、疲れ果ててなにか別のことをしたい、という思いから休職して南アフリカに行ったときにすべてが変わったそう。

アマゾンのジャングルの奥で、12日間の幻覚作用のある植物、アヤワスカをつかったシャーマニズムの儀式を経て、求めていた気づきを発見し、新しい道をすすまなくてはいけないという悟りを開いたそう。そして6年経った今では、ロンドンでスピリチュアル界の第一人者となっている。

ジョディの瞑想とヒーリングを独自に融合させたテクニックは、ビジネスリーダーやクリエイティブ界の人々、著名なセレブにも支持されている。ジョディのところには多くの人が、「心理的なブロックを外したい」「よりよい人生を送りたい」、という思いでやってくるそう。今では、そんなクライアントがジョディのところで身に着けたポジティブマインドを今度は、より多くの人に広めようとしている。もちろん、スピリチュアル好きな人でなくても、そういったマインドになれる。

なぜ自分自身の足を引っぱってしまうのか?

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「実は、自分にブレーキをかけることは、誰もがやってしまうこと。そして、キャリアのどんなステージにいてもやりつづけてしまう。その理由として、結局のところ私たちは自分が成功がすることに対して恐怖がある」と彼女は話す。成長して成功することは同時に、もっと「さらされる」ことになり、判断されたり、批判されたりということが多くなるから。結果、どうしてもそれを想像して私たちは怖くなってしまうので、本当はなりたい成長した先の姿にならないようにブレーキをかけてしまうのだという。

どうやってそれをやめるか?

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成長したいと思っている限り、自分にブレーキをかける自己サボタージュをやめることはできない。これは仕事もプライベートにおいても同じ。そしてポジティブマインドセットがあっても100パーセントポジティブでいることはやはりむずかしい。「自己サボタージュはなにかを手に入れたいと思うときには必ずあるもの」とジョディは話す。

チャレンジをしているときには成長をし、その成長には反対の力、抵抗がどうしても発生する。この抵抗が先延ばしにしたりといった、自己サボタージュとしてあらわれる。でも、この抵抗を怖がるものではなく、欠かすことのできないものとして捉えるとよいそう。ジョディのメソッドは、それと闘うのではなく、それを認めることだという。そうすることで、その自己サボタージュの意味がわかってくるそう。

最も可能性がありそうなものや、一番広げる余地がありそうなものこそ、自己サボタージュの抵抗は大きいという。たとえば、上司の前で四半期に一度の大きなプレゼンをするのが怖い? 「そんなときは、これは相当抵抗がある、ということはやりきればもっと大きななにかが待っているはず、と自分に言い聞かせること」とジョディは言う。

そこまでの道のりではなく、得られることに目を向けて。そろそろ自分にストップをかけるのではなくポジティブなマインドセットで挑むとき!

カンタンなポジティブマインドのコツ

■自分に話しかける

話すこと、たとえそれが自分の頭の中で話すことでも、気持ちを表面に出して、向き合うことで気持ちを中和させることができる。こうすることで、脳の危険を察知する扁桃体の部分に、大丈夫だという信号を送ってくれるという。

■専門家を参考にする

インスピレーションとなるような、自分と同じことをやっている人を見つけて、その人が同じような状況でどうしたかを知ってみることもおすすめ。たとえば、その人のTEDトークを聞くなど。ジョディが本を書いていたときは、同じように本を書いていた有名人がどれだけ抵抗を感じていたかを聞いていたそう。

言葉を選ぶ

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言葉とはとても強力なもの。あまりにもストレスを感じていて、もうやりきれないと感じたなら、深呼吸をしながら「もう任せます」と口に出してみて。そして、少し落ち着いてきたら「また、やります」と言ってみよう。

http://www.womenshealthmag.co.uk/health/stress/6547/positive-mindset-jody-shield/

Text:Roisin Dervish-O'Kane Translation:Noriko Yanagisawa Photo:Getty Images Kat Films / @katfilms on Pinterest