ポリフェノールが健康に良いとは聞くけど、一体何にいいの? アメリカ版ウィメンズヘルスが、『Healing Sup....
ポリフェノールが健康に良いとは聞くけど、一体何にいいの? アメリカ版ウィメンズヘルスが、『Healing Superfoods for Anti-Aging: Stay Younger, Live Longer』の著者で管理栄養士のカレン・アンセルに聞いた。
ポリフェノールは、多くの植物に存在する強力な抗酸化物質。十分に摂取することと、高齢者の死亡率が30パーセント減少した事実を関連付けている研究結果もあり、長生きの秘訣でもあることが示唆されている。
「しかし、ある種のポリフェノールは、体に吸収されにくいものや、体内ですぐに消えてしまうものもあるため、ポリフェノールが含まれている全ての食材から、健康上のメリットを得られるとは言えません」と、アンセル。
メリットを確実に得られる食材は、ポリフェノールを含む新鮮な野菜や果物で、なおかつ食物繊維やビタミン、ミネラルが豊富に含まれているもの。そこで今回は、ポリフェノールの含有量が多い、ベリー類以外のトップ食材をピックアップ。
Text:Marissa Miller Translation:Yukie Kawabata Photo:Getty Images
リンゴは皮つきのまま食べると、果肉だけを食べるよりも、なんと5倍の量のポリフェノールが摂取できるそう。
白玉ねぎよりも、紫玉ねぎの方がポリフェノールの含有率は高いことが研究で明らかになったそう。加えて、両者ともにポリフェノールの含有量が多いのは玉ねぎの「皮」であることを覚えておこう。
お茶は、昔から薬として飲まれていたよう。2010年の総説論文によると、抗酸化作用の効果を最大に得るためには、紅茶よりも緑茶を飲む方がいいとのこと。
大好きなスターバックスのコーヒーを毎日のように飲んでいる人は注意して。『Nutrition』誌に掲載された論文では、砂糖やコーヒー用クリームが添加された飲み物は、せっかくのコーヒーに含まれるポリフェノールの吸収を妨げてしまうことが判明したよう。ミルクは加えてもいいけど、コーヒー用クリームはNG。
柑橘類の果物は、基本的に全て、ポリフェノールの優秀な供給源。中でも特にポリフェノールの含有量が高いのは、スィートオレンジの皮。2016年の総説論文によると、このメリットを美味しく享受するには、デザートには何でも、オレンジの皮を擦りおろしたものを合わせるといいとか。
既に加工された豆乳よりも、大豆をそのまま食べる方が、ポリフェノールを多く摂取できるとのこと。なぜなら、ある研究により、大豆を加工する過程でポリフェノールが除去されてしまうことがわかったそう。
2012年に学術誌『Journal of Agricultural Sciences』に掲載された論文によると、色が濃く真っ赤なチェリーは、甘さが強いだけでなく、ポリフェノールの含有量も高いことが判明したそう。
赤ワインに含まれる「レスベラトロール」は、ハッピーアワーに病気と戦ってくれる優秀なポリフェノールの一種。だからと言って、好きなだけ飲んでいい理由にはならないので注意。この健康効果を示唆する大半の研究は、適量を守ってアルコールを飲むことを前提としている。
2010年の総説論文によると、ココアに含まれるポリフェノールは、炎症や心臓病、がんの予防を手助けしてくれることがわかった。ただし、糖分が多いチョコレートバーの食べ過ぎは禁物。
※この記事は、アメリカ版ウィメンズヘルスから翻訳されました。
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