靴下やカイロはあくまで対処療法。使っているときは暖かくても、もしそれがなかったとしたら?
「靴下やカイロを使うのは、あくまで“保温のため”。今体がとても冷えている状態なら、温めアイテムを使うことももちろん大切ですが、自分の力だけで自分の体を温められる体を目指しましょう。」(本島さん)
体を温める3つのヒント
本島さんが冷え解消のために日頃気を付けている3つのこと、それは①ほぐす、②整える、③保温する、④内側からあたためる、とのこと。ここからはそれぞれのポインをレクチャー。
① マッサージでほぐす
「がちがちに固まった体は、まずほぐすことが大事」と本島さん。末端に血液を送り届けるために、凝り固まった体をほぐし、血液やリンパを体の先まで流すことが大切。
「特におすすめなのが足裏の湧泉(ゆうせん)というツボ。土踏まずの真ん中から指二本分ほどつま先側、くぼんだ部分が湧泉です。私は握りこぶしの第二関節部分で、このツボをほじくるようにぐりぐりと刺激。ここを刺激することにより全身の血行が良くなり、体が温まるだけでなく、脚全体の血流がよくなります」(本島さん)
② 骨盤を整えて全身の巡りUP!
本島さんが歯磨き中に取り入れているというトレーニングで骨盤周りの筋肉を柔軟に。壁の角の前に立ち、両壁のラインに足の外側を合わせる。ゆっくり腰を落としてスクワット。肩が壁についていてOK。20回程度繰り返して。
「骨盤周りを緩めることで、日中の様々な動きでゆがんでしまった骨盤をリセットしてくれます。骨盤周りは自律神経がたくさん通っているので、ここの循環がよくなるとリラックスしやすいんです。夜の歯磨き時に取り入れてみてください」(本島さん)