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生理前は必ず甘い物や油っこい物が欲しくなるのはなぜ? そんな悩みを解決すべく、アメリカ版ウィメンズヘルスはニューヨーク大学ランゴーン医療センターの外来がん治療栄養士、アマンダ・ボンテンポにお話を伺った。

「生理前に甘いものや油っこいものが食べたくなる原因はホルモンにある」とニューヨーク大学ランゴーン医療センターの外来がん治療栄養士、アマンダ・ボンテンポ。
生理前は、コルチゾール(ストレスホルモン)の量が増え、セロトニン(幸せホルモン)の量が減る。このホルモン変動のせいで、甘い物や油っこい物が大量に欲しくなる。そういった食べ物はセロトニンの分泌を促し、コルチゾールの分泌を妨げるので、ハッピーで落ち着いた気分になれるそう。

だからといって生理のたびに食欲に悩まされる必要はない。生理前の2週間は、加工食品、カフェイン、精製炭水化物を排除し、食物繊維とタンパク質の摂取量を増やせば、ホルモンと血糖値が比較的安定する。また、カフェインはコルチゾールを、精製炭水化物は血糖値を急上昇させるので、控えた方がいい。

生理中に油っこい物がやめられないなら、タンパク質が豊富な朝食で1日を始めてみよう。シリアルやパンケーキの代わりに卵とピーナツバタートーストを食べれば、朝から血糖値が安定するはず。午後のスナックには、むくみを緩和し、食欲を抑える水分と食物繊維がたっぷりな新鮮なフルーツを食べて。

どうしてもチーズバーガーが欲しい時にサラダで我慢するのは難しいので、控えめに食べる分にはOKだとか。ただし、タンパク質と食物繊維ができるだけ摂れるようにオーダーを工夫して。
例えば、スタンダードなチーズバーガーを、全粒穀物のパンを使ったターキーとアボカドのサンドイッチに替えてみて。
チョコレートが欲しい時は、普通のチョコレートバーではなくアーモンド入りのダークチョコレートを。これで甘さを楽しみながら、ちょっとしたタンパク質でこの先の食欲を抑えると同時に、ある程度の抗酸化物質も摂取できる。

※この記事は、アメリカ版ウィメンズヘルスから翻訳されました。



Text: Ashley Oerman Translation: Ai Igamoto Photo: Getty Images

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Nana Fukasawa
ウィメンズヘルス・エディター

2018年に「ウィメンズへルス」編集部にジョイン。アシスタントを経て、エディターとして美容、フード、ダイエットなどの記事を担当。流行りそうなヘルシーキーワードをいち早くキャッチすることを心がけている。CBDや筋膜リリース、アーユルヴェーダ、植物療法を学ぶ、自他共に認める“セルフケア マニア”。2023年初めてのハーフマラソンに挑戦。